金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

もっとストレートな日本語を使おう

2023年10月16日 | うんちく・小ネタ
乗り合いバスの一番前の座席は車輪の上で高くなっています。「位置が高いため、お子様、お年寄りの方はご遠慮願います」と書いてあります。
「ご遠慮願います」という表現は、日本人の大人には、理解できる表現ですが、小さな子どもや外国人にどれ位理解できるのか私は疑問に思っています。
 おそらくある程度日本語ができる外国人の方でも、この表現を見ると「座ったら絶対ダメなのか?」あるいは「気をつけながら座っても良いのか?」と迷うでしょう。関係者以外の立ち入り禁止を求める「関係者以外の方は立ち入りをご遠慮ください」という場合は、文脈から「絶対的に入らないでくれ」と要求していることがわかりますが、この「座席に座ることをご遠慮ください」という場合は、どれほど強く禁止を求めているのかはっきりしません。
なぜなら「ご遠慮ください」の本来の意味は可能であれば控えてください、だからです。
 「ご遠慮ください」の一律の解釈は難しいでしょうね。
 私は在留外国人や外国人旅行者が増えている時代ですから、もっとストレートな日本語を使うべきだと考えています。
 「お子様やお年寄りの方には危険ですから座らないでください」という具合に。もっとも元気なお年寄りの方も増えているので、バスの最前列の座席に座る位は平気、という人も多いでしょう。お年寄りかどうかは、各自の体力年齢判断に任せるより仕方がありませんね。




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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2023-10-16 22:48:48
自転車のヘルメットの「努力義務」もそうですね。あえてあいまいさを残すことにより、角が立たない、もしくは、書き手の責任回避(注意喚起はしたので、怪我しても責任取りません)なのでしょうか。
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