金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

蔵王山で火山性微動を観察、スキーは大丈夫?

2018年01月31日 | ニュース

来月(2月)10-12日に蔵王へスキーに出かける予定だ。その蔵王で火山性微動が観察され、山頂の一部で隆起が続いているという。

スキーは大丈夫かしら?と思い地形図で警戒範囲を描いてみた。

火口から1.2㎞では噴石に警戒してくださいという気象庁の警告がでている。

今回行く山形蔵王は火口(お釜)の北側で噴火口からは2km以上離れているので今のところ問題はなさそうだ。

ただし細目に情報を集めておく必要があるだろう。

スロープが一様で比較的なだらかなところが多く、巨木の少ない火山性の地形はスキー場に向いている。

温泉があるのも魅力だ。東北地方では蔵王山・吾妻山・磐梯山などが近くに良いスキー場を持つ火山の代表格だ。

我々スキーヤーは火山の恩恵を受けるとともに、リスクも負っていると考えておく必要があるだろう。

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ダウ、2日続けて3桁の下落。速度調整か?コレクションの始まりか?

2018年01月31日 | 投資

昨日(1月30日)米国ダウは362ポイント(▲1.37%)の大幅下落。前日も117ポイント下落してるので2日続けての3桁の下落だ。この規模の大幅下落は約2年ぶりだ。

昨日の大幅下落の原因の一つは、アマゾン、バークシャー・ハサウェイ、JPモルガンが新しく全米の従業員向け医療保険団体を作るとニュースだった。このニュースを受けて全米最大の医療保険会社ユナイテッドヘルスの株価は4.4%下落。同社株はダウの構成銘柄なのでダウの下落を加速した。因みにナスダックも64ポイント(▲0.86%)下落したが、アマゾン株は20.14ドル(1.42%)上昇していた。

株価下落のもう一つの原因は長期金利の上昇だ。10年債の利回りは2.7%を超えてきた。これは2016年4月以降で最も高い水準だ。

この二つが昨日の大幅株価下落の原因だが、その根本(ねもと)には年初来の株価急騰に対する懸念があることは間違いない。

懸念があるから利益確定の売りに出たい。しかし人間の心理というのは微妙なもので「売りを正当化する」理由が必要なようだ。そこで悪材料を見つけて売りの口実とするようだ。

今株式市場には二つの見方がある。一時的な速度調整で、しばらく振幅幅の大きな相場が続くが、その後強気相場が戻ってくるという見方とコレクションの前兆という見方だ。コレクションは10%以上の株価下落を指す。

株価に影響を与える10年債利回りについては3%を超えると危険信号がともると考えている人が多いようだ。そしてまだ3%の壁は遠いと考えているが多い。

経済センチメントは悪くない。昨日発表された1月の消費者信頼感指数は、125.4で12月の123.1やWSJの事前予想123.0を上回った。

以上のようなことを踏まえて私自身は今のところ「速度調整だろう」と考えている。どんな強い相場でも速度調整は必要だ。さもないとすぐ張り裂けてしまうから。

 

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情報共有にエクセル共有という当面のソリューション

2018年01月30日 | デジタル・インターネット

昨日は珍しく朝から顧問先でシステム関係の社内外の関係者とのミーティングが続いた。

古い体質のこの会社も社員間の情報共有の必要性を感じ始めたのだ。

まず最初にセールスサポート・アプリケーションの最大手S社が来訪。さすがにセールスはお手の物で「こちらのニーズ」をくみ取った説明に卒はない。ただし顧客にフォーカスしたシステムが顧問先のニーズにぴったりしているかどうかは疑問。また使いこなせるか?費用対効果はどうか?という疑問が残った。

次にこれは情報共有ではないが、勤怠管理システムの会社の説明を聞く。こちらは厳密な残業管理のニーズが高まっているので、担当部署がかなり細かい質疑を繰り返していた。

その後私が担当部署にエバーノートを実演を交えて説明。簡単なところで名刺の共有を説明すると関心が高まり、まず無料版を試してみることになった。S社の製品に較べるとはるかに安いシステムだが、社内情報の共有ということではこの辺りから進めるのが良いだろう。

最後に現場の集計作業等の現状をヒヤリング。

その結果エクセルシートを使った各支店の集計作業を本部が手作業で計算していることが分かった。エクセルシートを複数者で共有できないという思い込みがあったようだ。

現在ではオフィス365を使うとエクセルファイルは複数のユーザーで共有することができる。共有方法は簡単でエクセルシートの右上にある共有ボタンをクリックして、共有する相手のメールアドレスを入力するだけだ。

後はエクセルシートを跨ぐ「くし刺し計算」をするだけで良い。これで集計作業に従事していた人は相当楽になるはずだ。

働き方改革は残業削減を含め、企業に様々な面で生産性向上を要求する。お金と時間をかけて大がかりなシステムを導入することも検討課題だろうが、身近なことでちょっとした工夫をすることでも改善できることは多いと感じた次第だ。

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自立型ポリタンクの話

2018年01月29日 | ライフプランニングファイル

セミナー講演では時々本題より小話の方が受けることがある。

先日某所で相続学の話をした時も自立に関する小話がけっこう受けた。

小話の内容は「水を入れるポリタンクにはシェルが固いハードシェル型と持ち運びに便利なソフトシェル型がある。ハードシェル型は水を入れなくても立っているが、ソフトシェル型は水を入れることで自立する。」「少し前までの日本の社会はハードシェル型だった。家族や会社あるいは成長神話がシェルの役割を果たし、必ずしも自分の足で立つ必要がなかった。」「だが現在の社会はそのような枠組みが消えつつある。だから自分の中に何かを満たすことで自立する必要があるのだ」

ポリタンクの中に満たすものは人によって異なるだろう。家族であったり、趣味であったり、社会的使命感であったりと人様々だ。

むしろ様々の方が良いのだ。様々なソフトシェルポリタンクが自立して、自立したポリタンクが支えあうことでより強固な社会ができていくことが理想なのだ。

現在国会で働き方改革が議論されているが、論点が残業代問題に偏り過ぎている感がある。過度の残業が心身の健康を蝕み、豊かな人生を損なっていることは間違いない。過度の残業を抑制することには賛成だ。

だがそれだけで働き方を改革できるとは思われない。大切なことは「ソフトシェル型ポリタンクに自分という水を入れて自立する人間」を育て大切にする社会を作ることではないか?

ある人から「この話私のセミナーでも使わせてください!」と声をかけられた。どうぞ、どうぞである。話には著作権はない(本当かなぁ)。話を聞いて自立を目指し、そしてその持続を目標に生きる人が増えるならば大歓迎である。

 

 

 

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汽水域で楽しむ人が増えてきた同期会

2018年01月28日 | うんちく・小ネタ

昨日出身高校の関東地区同期会が新宿であり、10名が参加した。ピーク時には15名程参加していたので少し減っている。親の介護や本人の体調不良により参加者が少なくなった。しかし10名程度の会合というのもじっくり話ができて悪くはない。

一人5分程度で近況を報告、ということで始めたが話の長い人もいて中々盛り上がった。お医者さんや大学教授を除くと、フルタイムで働いている人はさすがに減ってきた。完全にリタイアし、趣味やボランティア活動に専念している人もいるが、働く時間を減らしながらまだ仕事を続けているという人の割合が以前より増えてきていると感じた。

仕事を減らして自分の時間を増やすライフスタイルを私は「汽水域の暮らし」と呼んでいる。私はここ数年この汽水域で遊んできた。より正確にいうと仕事・遊び・ボランティア活動のトライアングルで動いてきたのだが、まあ汽水域ということにしておこう。

そもそも私の場合、仕事・遊び・ボランティア活動の間にあまり明確な区別はない。ボランティア活動を通じて学んだIT技術をコンサルテーションの仕事に活かしたり、遊びのために読む英文が語学力の衰えを多少なりとも防いでいるから、仕事・遊び・ボランティア活動の間にハードラインを引く意味がないのだ。

同級生一人一人と汽水域の考え方について意見を交換した訳ではないが、私は汽水域を楽しむ人が増えてきたと感じた。それはシニアの一つの特権であり、それを利用する人が増えることは良いことである。

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