今月マイカー(ワーゲンゴルフ)の第1回目の車検を受けた。車検期日は来月だが、早く持ち込むと色々サービスがあるので、1か月前に持ち込んだ次第。
車検代は代行料込の諸費用が52,580円でスタッドレスタイヤへの組換えを含む整備代が11万円強。値段が張ったのはバッテリーの交換で約3万円だった。余り乗っていないのにバッテリーが劣化するのか?と疑問に思い質問すると、バッテリーは使わない方が劣化するという回答。ある仕組みで計算上車検代位は軽くでているので、あっさり交換することにした。
その仕組みというのは、新車を購入した時にディーラーが金利0.9%で残価設定リースを組んでくれたので、残過分を運用してたらその運用益で車検代が出たという話である。
もう少し具体的に説明しよう。私のポートフォリオの中核になっているのが、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドで、車を購入した時の基準価格が7,327円だった。残価100万円のリース(3年後に100万円を現金で支払うか、車をディーラーに返却するかを選択できる仕組み)だったので、その100万円でバランスファンドを購入したとすると、136万4千口数の投信を購入することができた。
それを車検日の基準価格で換金すると136.4万口×13,420円で183万円で運用益を83万円稼ぐことができた計算になる。
「計算になる」という意味は実際にはそのようなオペレーションを行っておらず、現時点における含み益に留まっているという意味だ。またお金に色を着けている訳ではないので、実際に100万円丸々運用したと仮定するのも現実的ではない。実際にリスク運用している比率は5割程度なので、40万円程度が含み益と考えるべきなのだろう。
また偶々この3年間は相場付がfavorだったので、望外の利益が出たが、当然運用損がでる可能性もあった。よって何時の場合でも「残価設定リース」を使った方が良い、などというつもりはないが、ディーラーが提供する金利が相当低い場合は、検討の価値はあると思う。
ところで最近友達や後輩の話を聞くと、車を手放したという人が多い。実際私も年間5千km位しか乗っていないので、経済的には車の所有を止めて、必要な時にレンタカーを借りるか極力公共交通機関+タクシーで対応する方が得なことは間違いないだろう。
それでも敢て車を持っている理由は何か?と考えると、やはり時々のロングドライブが楽しいからだ、ということになる。ちょっとした運用益にspoilされて、車を持ち続けるという悪習慣から抜け出せないかもしれない。