金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

オミクロン問題、東アジアで株は売られて、米国では買い?

2021年11月29日 | 投資
 南アフリカ発のコロナウイルスの変異株オミクロンで今日(11月29日)も日経平均は値を下げた。467円1.6%強の下げだ。
 上海総合指数やKOSPIも下げたので東アジアの株価は先週金曜日に続いてオミクロン懸念から売られた。
 一方原油価格や米国株先物は上昇している。米国市場が開いてみないとこの先どうなるのかはわからないが、ワクチンメーカーのモデルナの株価が市場前取引で10%上昇するなどオミクロンに対するワクチン対策に期待が高まっているようだ。
 日本では政府が今日外国人の来日を全面的に1カ月禁止する方針を打ち出した。人流が一時的に滞って経済活動が鈍化することは止むを得ないが、過度の悲観も考えものだろう。
 サンクスギビングの休暇明けの米国市場がどう反応するか見ものである。
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「涼亭って何?」日本語レッスンは意外に難しい

2021年11月28日 | ライフプランニングファイル
 ボランティアで週2回ほど私が住んでいる市に住んでいる外国人の人に日本語レッスンを行っています。日本語レッスンといっても体系的に文法などを教えている訳ではなく、会話をしながら日本語に慣れてもらうという対話の機会を提供しているということです。
 話題は外国人の方の前の週の活動を日本語で説明して貰うことから始めています。今日はカナダから来て日本の専門学校で英語を教えている30代後半位の男性と対話をしました。
 彼は先週清澄庭園に行き、そこで「涼亭」という建物を見つけ、「涼亭ってどんな意味?」という質問をしてきました。
 私は10年ほど前に地下鉄清澄白河駅に近い清澄庭園に行ったことはありますが、庭園の中の建物まで正確に覚えていませんでした。
 そこで彼に「涼亭というのは、涼しい建物という意味で池のほとりの茶室だろう。夏にくつろぎ、客人をもてなす場所として涼=coolという字を持ってきた固有名詞じゃないかな?」というその場の回答をしました。
 ワードなどで「りょうてい」と打って漢字変換をすると料亭は出てきますが涼亭は通常出てきません。そこで固有名詞と判断したのですが、後で調べてみるとその判断は必ずしも正しいものではありませんでした。
 ネット上の辞書を調べると「涼亭」という言葉は中国語から来ていて、池のほとりの東屋を指しています。そういう意味では普通名詞ですが、インターネットで「涼亭」を検索すると蕎麦屋の名前と並んで清澄庭園の涼亭が出てきます。池のほとりの東屋として清澄庭園の涼亭はつとに有名なので固有名詞化しているとも言えなくはない・・・弁解がましい話ですが。
なおカナダ人の彼には簡単に経緯を説明して、涼亭は普通名詞です、と訂正メッセージを送っておきました。
 知っているようで分かっていない日本語。次から多少でも疑問を持ったらその場でインターネットで調べてみます。 
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コロナをてこにして従業員教育方法を変える企業が伸びる

2021年11月28日 | ヒューマンスキル
 日本ではコロナ感染が激減している中、世界的には南アフリカ発の新型変異株オミクロンの影響が懸念されています。
 これについて私は直感的に一時的な感染拡大はあっても、大惨事になる前に抑え込めるのではないかと判断しています。人類は経験から学び、危機対応能力を高める力があるからです。
 コロナは大きな傷跡を残していますが、それをてこにして新しいことを始める人や企業にチャンスをもたらしていることも事実です。
 WSJにHow the Covid-19 pandemic changed employee training(コロナはどのように従業員教育を変えたか)という記事が出ていました。
 コロナ感染拡大によって従業員教育のオンライン化が進む中、従業員研修やキャリアサポートはどのように変わりつつあるかという話です。
 いくつかポイントを紹介すると、「従来集合研修でやっていた講義をそのままコピーしてオンラインでやるようなやり方では従業員の集中力が低下するので効果薄」ということがまずあげられます。
 ヴァーチャルトレーニングでは、集中力は7分で切れるとあるコンサル会社の人は言っています。だから7分毎にトレーニング内容を変えると効果的なのです。例えば7分間スライドを見た後には7分間ブレイクアウト(オンライン分科会)をやるとかです。
 「トレーニングを一口サイズに短くする」というのも参考になる話です。
 実開催の研修では丸一日場合によっては一週間使って行うことがありますが、かならずしも期待通りの効果がでるものではありません。
 なぜなら学んだことを仕事に生かすには反復訓練という継続的なトレーニングが必要だからです。長いトレーニングを繰り返すことはできませんが、短く切られていると自宅からでもトレーニングしやすいと言えます。
「受け身で聞いているだけでは不十分」というのも参考になります。
 短いゲームなどを交えて受講者を積極的に参加させることが重要です。
 なお細かいことは省略しますが、マスターカード社では人工知能を使って、個々の従業員が目指すキャリアについて、現在保有しているスキルと不足しているスキルを分析し、スキルギャップを埋めるアドバイスを行っているという話も出ていました。
 これらの話は社員教育に関する話ですが、オンラインでセミナーを行う場合も参考になると思います。オンラインのセミナーは実開催のセミナーの100%コピーではいけないのではないか?と考え始めたところです。
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ブラックフライデーに米株は1年間で最大の暴落

2021年11月27日 | 投資
 昨日は11月の第4金曜日でブラックフライデーと呼ばれている。
 感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日で、クリスマス商戦の幕開けの日だ。クリスマス商戦で小売業は黒字になることが見込まれるのでBlack Fridayという呼び名が生まれたという話だ。
 株式相場ではBlackというと1987年10月19日に起きた過去最大の大暴落Black Mondayを想起させる。昨日はダウが2.5%下落し、S&P500、ナスダックとも2.2%以上下落した。
 Black Mondayほどの下落ではないが、昨年10月以来の大幅下落だった。
 原因は南アフリカで発生した新型コロナウイルス変異株だ。
 欧州では南アフリカからの渡航を制限する国が増え、渡航制限は旅行需要の減少につながり、旅行減少は原油需要の減につながるとの想像から原油価格は12%下落した。
 またロックダウン等が本格化すれば、景気減速は避けられないから連銀は政策金利引き上げのペースを落とすだろうという観測から10年債利回りは前日の1.644%レベルから1.484%に急低下した。
 そんな中景気回復とインフレ期待で買われていたレジャー・エネルギー株などを中心に売られ株価は大幅な下落となった。
 ただ昨日のマーケットは感謝祭の後で半日だけのオープンだった。
 そのため大慌てでリスク資産の持ち高を減らし、安全資産にシフトするという動きも見られたようで、オーバーリアクションという声も聞こえてくる。
 週明けから新型変異株B.1.1.529の感染力やワクチンの効果等について色々な見解が出てきて、それをこなしながら着地点を探す相場になりそうだ。
 オフィス回帰ムードでしばらくZoomのようなステイホーム銘柄が売られて、インフレ銘柄が買われたが、また逆回転が起きるだろう。いずれにせよ特定の見方に偏ったポジショニングはどんでん返しを食う相場がまだまだ続きそうだ。
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青梅丘陵ハイキングコースでFitbitを試してみた

2021年11月25日 | 
今日(11月25日)は快晴。気持ちが良い一日なので青梅丘陵をハイキングすることにしました。
 出発点はJR奥多摩線軍畑駅です。ここから北上して青梅丘陵に取付き、10㎞弱の尾根道を青梅駅まで歩くコースです。
今日はこの前買ったスマートウォッチFitbitを着けて、どのような山歩きが健康促進に適しているか?を実験してみました。
 Fitbitはリアルタイムで心拍数を捉えGPSと連動する機能を持っています。
 Fitbitでは1日の歩数も健康指標として重視していますが、もう一つ「アクティブな心拍ゾーン」で計算される運動時間(ゾーン時間)も重視しています。
これは「脂肪燃焼心拍ゾーン」以上(私の場合93~111)に達した心拍数で運動した時間(分)を合計するものです。また脂肪燃焼心拍ゾーンより高い心拍数のレンジは「有酸素運動心拍ゾーン」(私の場合112~134 それ以上はピークゾーンと呼ばれる)と呼ばれこの心拍数で運動した時間は倍にカウントされます。一方脂肪燃焼心拍ゾーンに達しない心拍数で行った運動はゾーン時間にカウントされません。
実際に青梅丘陵を歩きながら心拍数を見てみると次のことが分かりました。
  • 登りでは心拍数はあまり上がらず、脂肪燃焼心拍ゾーンで歩いていることが多い。またそれ以下の心拍数で歩いていることもあった。
  • 一方平地や下りでは早めに歩くと比較的簡単に有酸素運動心拍ゾーンまで心拍数を上げることができた。
登りでは呼吸は早くなるのですが、心拍数はそれほど上がりません。どうしてなのでしょう。私の推論ですが、心拍数が上がるほど、登りの速度を速める前に足に疲れがきてブレーキがかかっている(またはそれを予知して脳が早く歩くな!という指示を出している)のではないでしょうか?
もちろん山の登りには筋肉に負荷をかけるなど、トレーニング効果はあると思いますが、「気持ちよくアクティブゾーンでの運動量を増やす」という点では、平なところや下りでの早歩きが効果が高いということができそうです。
 この辺りはもっと勉強する必要があるでしょうね。
 それはさておき青梅丘陵は青梅に近い方が紅葉がきれいなスポットが多かったです。青梅駅から30分ほど歩くと展望の良い場所にでて紅葉を楽しむことができます。 

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