昨日(1月18日)名古屋の山仲間の誘いを受けて、さいたま文学館に写真家・石川直樹さんの講演を聴きに行きました。
石川さんは世界の8千メートル峰14座全山に登った人です。8千メートル全山に登った日本人としては登山家・竹内洋岳さんについで二人目です。
石川さんによると最近は山頂に登ることをattackすると言わずにpushするということが多いそうです。Attack攻撃という言葉には「山頂を落とす」という自然に対する挑戦的な姿勢や仲間に対する競争や対立意識を内包しているので、最近は目標に向かって努力するという意味合いの濃いpushという言葉が好まれるという話でした。ちなみに私がビジネスマンだった頃は使いませんでしたが、最近は「新製品の販売をpushする(積極的に推し進める)」というビジネス用語にもなっているようですね。
さて8千メートル峰に登ることは無理ですが、8千メートル峰を間近にみるネパールやカラコルムのトレッキングはまだでると思います。今年はネパールのランタン谷からチベットのシャシャパンマ8,027mを眺めたいなどと考えています。石川さんにpushされたのかもしれませんね。