「台地」
*(ある台地)
「集まる」と「生えていない」の「ない」とは矛盾している。「集まる」ならば、そこには「ある」はずだが、何もない。「無」が集まってきていることになる。
「時の終り」が「無」である。
「終り」が「集まる」と何もない。
しかし、ことばは「無」を語ることができる。「無」を「ある」ものとして語ることができる。
それが「台地」「突兀たる高所」となって、そこに「ある」。
*
詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
『誤読』販売のページ
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*(ある台地)
ある台地
時の終りがすべて集まつていて
いま小草一本生えていない突兀たる高所
「集まる」と「生えていない」の「ない」とは矛盾している。「集まる」ならば、そこには「ある」はずだが、何もない。「無」が集まってきていることになる。
「時の終り」が「無」である。
「終り」が「集まる」と何もない。
しかし、ことばは「無」を語ることができる。「無」を「ある」ものとして語ることができる。
それが「台地」「突兀たる高所」となって、そこに「ある」。
*
詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
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