詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

嵯峨信之『土地の名-人間の名』(1986)(24)

2019-06-13 10:58:23 | 嵯峨信之/動詞
* (言葉が)

だれも見ていないところでは
言葉は素裸になる

 どうして嵯峨はそれを知っているのか。「だれも見ていないところ」で起きることならば、嵯峨にもそれを目撃する機会はない。
 だから、これは「現実」ではなく「理想」なのだ。
 嵯峨は「素裸」のことばを求めている。
 だれにもつかわれていないことば、新しい動きをすることばを。





*

詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
『誤読』販売のページ
定価の下の「注文して製本する」のボタンを押すと購入の手続きが始まります。
私あてにメールでも受け付けています。(その場合は多少時間がかかります)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする