詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

「現代詩通信講座」開講のお知らせ

2020-07-15 09:06:04 | 現代詩講座
「現代詩通信講座」開講のお知らせ

メールを使っての「現代詩通信講座」です。
メール(宛て先=yachisyuso@gmail.com)で作品を送ってください。
詩への感想、推敲のヒントを1週間以内に返送します。

定員30人。
週1篇、月4篇以内。
料金は1篇(40字×20行以内、1000円)
(20行を超える場合は、40行まで2000円、60行まで3000円、20行ごとに1000円追加)
講評後の、質問などのやりとりは、1回につき500円です。
費用は月末に 1か月分を指定口座(返信の際、お知らせします)に振り込んでください。
作品は、A判サイズのワード文書でお送りください。
少なくとも月1篇は送信してください。


お申し込み・問い合わせは、
yachisyuso@gmail.com


また朝日カルチャーセンター福岡でも、講座を開いています。
毎月第1、第3月曜日13時-14時30分。
〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前2-1-1
電話 092-431-7751 / FAX 092-412-8571
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嵯峨信之『詩集未収録詩篇』を読む(78)

2020-07-15 09:04:37 | 『嵯峨信之全詩集』を読む
* (どこに頂上があり どこに麓があるか)

叫びばかりが
遠く近く山腹を廻りながら谺している

 このとき嵯峨は「山腹」にいるのか。
 具体的な「場所」を想定することがむずかしい。山腹さえも嵯峨は見ていない。どこが山腹なのか、わからない。頂上や麓と同じように「抽象」である。
 「谺」だけを認識している。しかも、その谺は「廻る」のである。
 これは「叫び」がだれにも届かない、だれのところにもたどりつかず、嵯峨のまわりを廻っているということだろう。
 これもまた抽象的な感傷である。



*

詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
『誤読』販売のページ
定価の下の「注文して製本する」のボタンを押すと購入の手続きが始まります。
私あてにメール(yachisyuso@gmail.com)でも受け付けています。(その場合は多少時間がかかります)
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