安倍辞任会見をNHKのネット配信で見た。
記者との質疑応答(記者の連携のなさ)にちょっとあきれかえったが。
安倍の「最後の主張」で聞き捨てならない点が2点あった。
その問題にしていないことも驚くばかりである。
①コロナ対策について、安倍は感染症の分類を見直す旨の発言をしている。いままでの「2類」指定を見直すことで、インフルエンザ治療と共存させる。つまり、コロナ感染者も「自宅治療」になる、というようなことを言った。(正確にはわからない。あす新聞で確かめる)
これはむちゃくちゃ。市中感染がどこまでも拡大する。
②国家安全対策について、安倍は「迎撃態勢をととのえるだけでは不十分だ。次期政権に引き継ぐ」というようなことを言った。(これも正確にはわからないが。)
これは「専守防衛」という憲法の規定を踏み外し、「先制攻撃」を想定するということである。北朝鮮の名前を出しながら明言している。
この2点をとりあげ、問題視しなかったのは、あまりにもおそまつ。
「安倍病気辞任」にふりまわされている。
辞任説はすでにでまわっていたのに、「辞任会見」でどういうことが語られるか、記者団はだれもその「内容」を想定していなかったということだろう。
記者の準備不足が目立つ「会見」だった。
上に書いた2点を質問しなかったのは、なぜだかわからないが、きっと事前に質問することを決めて、会見に臨んでいるからだろう。
「聞きたいこと」を安倍がどういうか、それしか考えていないから、その場での反応ができないのだ。
そんななかで、「事前に準備していたまともな質問」は東京新聞の清水、西日本新聞の川口のふたり。
「負の遺産」を追及したのがふたりだけとは情けない。
森友、加計、桜を見る会。
これに付随する公文書廃棄。
安倍は「政権の私物化はない」と決まりきったことばで逃げた。
それぞれが聞きたいことがあるのだろうけれど、連携が取れないのかといつも疑問に思う。
もうひとり、だれだったか、メディア対策(会見質問の事前提出)の問題を追及したが、追加質問が封じられているので、迫力に欠ける。
ジャーナリストも連携を模索する必要があると感じさせる会見だった。
フリーの江川昭子はひっかけて「IT政策の遅れ」を問題にしていたが、いま聞くべきことからは外れているなあ。
(明日の新聞で、どう会見が「要約」されているか。それが楽しみだ。)
記者との質疑応答(記者の連携のなさ)にちょっとあきれかえったが。
安倍の「最後の主張」で聞き捨てならない点が2点あった。
その問題にしていないことも驚くばかりである。
①コロナ対策について、安倍は感染症の分類を見直す旨の発言をしている。いままでの「2類」指定を見直すことで、インフルエンザ治療と共存させる。つまり、コロナ感染者も「自宅治療」になる、というようなことを言った。(正確にはわからない。あす新聞で確かめる)
これはむちゃくちゃ。市中感染がどこまでも拡大する。
②国家安全対策について、安倍は「迎撃態勢をととのえるだけでは不十分だ。次期政権に引き継ぐ」というようなことを言った。(これも正確にはわからないが。)
これは「専守防衛」という憲法の規定を踏み外し、「先制攻撃」を想定するということである。北朝鮮の名前を出しながら明言している。
この2点をとりあげ、問題視しなかったのは、あまりにもおそまつ。
「安倍病気辞任」にふりまわされている。
辞任説はすでにでまわっていたのに、「辞任会見」でどういうことが語られるか、記者団はだれもその「内容」を想定していなかったということだろう。
記者の準備不足が目立つ「会見」だった。
上に書いた2点を質問しなかったのは、なぜだかわからないが、きっと事前に質問することを決めて、会見に臨んでいるからだろう。
「聞きたいこと」を安倍がどういうか、それしか考えていないから、その場での反応ができないのだ。
そんななかで、「事前に準備していたまともな質問」は東京新聞の清水、西日本新聞の川口のふたり。
「負の遺産」を追及したのがふたりだけとは情けない。
森友、加計、桜を見る会。
これに付随する公文書廃棄。
安倍は「政権の私物化はない」と決まりきったことばで逃げた。
それぞれが聞きたいことがあるのだろうけれど、連携が取れないのかといつも疑問に思う。
もうひとり、だれだったか、メディア対策(会見質問の事前提出)の問題を追及したが、追加質問が封じられているので、迫力に欠ける。
ジャーナリストも連携を模索する必要があると感じさせる会見だった。
フリーの江川昭子はひっかけて「IT政策の遅れ」を問題にしていたが、いま聞くべきことからは外れているなあ。
(明日の新聞で、どう会見が「要約」されているか。それが楽しみだ。)