福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国の日本刀

2006年04月12日 |   〇芸能・スポーツ


*MBCドラマ「朱蒙」より

■ 중국옷을 입고 일본칼을 든 금와왕?
…드라마 ‘주몽’ 의상 논란
中国の伝統衣装に日本刀を手にした金蛙王?
・・・ドラマ「朱蒙」の衣装に批判の声
(国民日報 4月12日)

다음달 8일부터 방영되는 MBC 드라마 ‘삼한지-주몽
(朱蒙)’에서 전광렬씨가 맡은 금와왕의 의상과 장신구가
국적불명의 중국·일본풍이라는 논란에 휩싸이고 있다.
5月8日から放映開始予定のMBCドラマ「三韓誌-朱蒙」で
チョン・グァンヨルさんが演じる金蛙王の衣装と装身具が
国籍不明の中国・日本風だとの批判にさらされている。

- 以下省略 -

・・・・・・・・・・・・・・

高句麗建国説話によると高句麗の始祖「朱蒙」の父親が
金蛙王(きんあおう)だ。

いくらドラマだとは言え、大手テレビ局が放映する番組に登場する
歴史的(説話的)人物の衣装が中国と日本のミックスでは
格好がつかない。

それに、いくらなんでも「日本刀」はまずいだろう。

ある意味、非常に深刻なこうした問題が、一時的な批判には
さらされながらも日常的に繰り返されているのが、一見、
愛国主義に満ちた韓国社会の偽らざる一断面なのだ。



(終わり)


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西日本新聞

2006年04月12日 |   〇メディア・IT

韓国のマスコミが日本の韓国関連報道を幅広くカバーし韓国内に
伝えていることは、このブログでも折に触れ紹介している。

今日、何気なくネイバーで韓国の新聞(電子版)を読んでいて
久しぶりに「ヲタク」が驚かされた。

何と「ヲタク」の郷里の地域ブロック紙である「西日本新聞」の
報道が画像付きで韓国の京郷新聞で紹介されていたのである。

--- 韓国で紹介された日本の報道を、再びこうして「ヲタク」が
ブログで紹介する。

何ともマニアックな話ではないか・・・。

独特の対日感情に基ずいた少しピント外れ(?)の解説のついた
記事ではあるが、郷里の新聞を取り上げてくれたことに敬意を
表する意味で、以下、その記事の全文を翻訳し記録しておく。

・・・・・・・・・・・・


*京郷新聞提供

■ 케이블방송 ‘채널J’개국에 일본언론 관심
ケーブルテレビ「チャンネルJ」開局に関心示す日本のメディア
(京郷新聞 4月12日)

일본 언론이 지난 3일 부터 방송을 시작한 한 케이블TV
프로그렘 공급자(PP) 에 관심을 보이고 있다.
日本のメディアが今月3日より放送を開始した韓国のあるケーブル
テレビ専門チャンネルに関心を示している。

그 이유는 이 채널이 일본의 영화와 드라마, 교양
프로그램 등을 전문적으로 방송하는 채널이기 때문이다.
そのわけは、このチャンネルが日本の映画やドラマ、教養番組
などを専門的に放送するチャンネルだからだ。

‘채널J’는 ㈜DCN미디어(구 씨넥서스, 공동대표 엄홍식·
전상균)이 국내 최초로 일본의 영상 콘텐츠를 중심으로
설립한 PP기 때문이다.
「チャンネルJ」はDCNメディア(旧シネクソス、オム・ホンシキ、
チョン・サンギュン共同代表)が韓国で初めて日本の映像
コンテンツ提供を目的に設立したケーブルテレビ専門チャンネルだ。

‘니시니혼신문’은 지난 2일자 국제면에 ‘한국의 일본
전문채널 CATV 24시간 방송, 버라이어티 프로그램
폭넓은 편성'이라는 제목으로 채널 소개 기사를
보도했다.
日本の「西日本新聞」は4月2日付けの国際面に「韓国の
日本専門チャンネル、CATV24時間放映、バラエティ番組など
幅広く編成」という見出しで、同チャンネルを紹介する記事を
掲載した。

이 신문은 채널J의 시대극, J리그 판크라스 등 편성
프로그램을 소개하며 ‘반일감정이 남아있는 한국에서
일본의 대중문화가 호평을 받을 수 있을지 주목된다'고
전했다.
西日本新聞はチャンネルJの時代劇やJリーグ、パンクラスなどの
編成番組を紹介し「反日感情が残っている韓国で日本の大衆
文化が好評を得ることができるのか注目される」と伝えた。

요미우리TV는 지난 8일 ‘한국의 일본문화 실상'이라는
제목의 프로그램을 통해 한국내 일본문화채널에 대한
비상한 관심을 보였다.
また、読売テレビも4月8日放映された「韓国の日本文化、その
実像」という題名の番組を通じ、韓国内の日本文化チャンネルに
ついて大きな関心を示した。

이 프로그램에서는 한류스타인 최지우와 DCN미디어
전상균 대표 등 인터뷰와 국내의 일본 영화와 음악 등이
어떻게 전파되고 있는지도 다뤘다.
この番組では、韓流スターのチェ・ジウやDCNメディアのチョン・
サンギュン代表らとのインタビューや、韓国で日本映画や
音楽などが紹介されている様子も放映された。

일본 언론의 이런 관심은 동남아시아에서 ‘전범’으로
인식돼 아직도 문화적 수출에 제약을 받는 상황에서
일본제국주의에 가장 큰 피해국인 한국에서의 일본
대분문화 수용이 갖는 상징성과 ‘한류’에 대한 반대
급부로 ‘일류’를 기대하는 심리도 깔려있는 것으로
풀이된다.
日本メディアのこうした関心の背景には、東南アジアで「戦犯」国と
見なされ、いまだに文化輸出に制約を受けている状況
の中で、
日本帝国主義による最大の被害国である韓国の日本文化
受け入れが持つ象徴性
「韓流」の見かえりとして「日流」を
期待する心理
も存在しているものと見られる。

(終わり)


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イ選手の好感度

2006年04月12日 |   〇日本を読む

■ 경솔한 국내 언론 한류에 찬물
韓流に水差す韓国メディアの軽率さ
(韓国日報 4月11日)

・・・・・・・・・

この題名に引かれ記事に目を通したのだが、内容は「ヲタク」の
期待を見事に裏切ってくれた。

見出しと内容に、これほどの落差を感じた記事もめずらしい。

翻訳して記録しておく。

・・・・・・・・・

현재 일본 프로야구에서 멋진 활약을 보여주고 있는
이승엽 선수에 대한 일본 매스컴의 반응은 우리 기대만큼
뜨겁지 않다. 홈런을 친 날이 아니면 일본 스포츠
뉴스에서 얼굴을 보기 힘들다.
現在、日本のプロ野球ですばらしい活躍を見せている
イ・スンヨプ選手に対する日本のマスコミの反応は、韓国人が
期待するほど盛り上がっていない。ホームランを打った日で
なければ日本のスポーツニュースに顔を出すこともない。

이같은 일본 매스컴의 냉랭함에는 사연이 있다고 한다.
이승엽 선수가 요미우리 자이언츠의 4번 타자가 된다는
기사가 한국에서 먼저 나왔던 것이다.
日本のマスコミのこうした冷めた反応には理由があるという。
イ・スンヨプ選手が巨人の4番を打つという情報が日本よりも
先に韓国で記事になったからだ。

구단 측이 한국 기자와의 인터뷰에서 ‘4번 타자를
포함해 모든 가능성을 고려한다’고 답한 것이 한국
신문에서는 ‘4번 타자 확정’으로 보도됐고 보통
경기일 혹은 아무리 빨라야 하루 전날에야 타순을
알 수 있던 일본 언론은 서운함을 드러냈다. 이런
배경이 결국 이승엽 선수 보도에 대한 무관심으로
이어지고 있다는 분석이다.
球団側が韓国の記者陣とのインタビューで「4番を
含めてあらゆる可能性を考慮している」と答えたことが
韓国の新聞で「4番確定」と報道された。普通、試合当日か
早くても試合の前日にしか打順を知ることのできない
日本のマスコミはさみしさを隠せなかった。こうした背景が、
結局、イ・スンヨプ選手に対する無関心につながっている
との分析だ。

우리 언론의 한 발 앞선 과장 보도 관행은 역효과를
초래하곤 한다. 이는 대중문화에서도 마찬가지다. 한국을
찾는 일본 관광객 수가 조금 줄었다고 한류(韓流)가
한류(寒流)가 됐다고 떠들어 대는 우리 매스컴의 보도는
안정기에 접어든 일본 내 한류에 심대한 악영향을
끼칠 수 있다는 지적이다.
韓国メディアの先走った誇張報道の慣行が逆効果を
招くこともあるのだ。
大衆文化でも同様のことが言える。
韓国を訪れる日本人観光客が少し減ったからといって
韓流が「寒流」になったと大騒ぎする韓国メディアの報道は
安定期に入った日本での韓流に甚大な悪影響を
及ぼしかねないとの指摘もなされている。

- 中略 -

우리 매스컴의 과도한 보도가 정작 일본에서 불어야 할
이승엽 선수의 열풍을 잠재우고 한류를 오히려 앞장서서
죽이고 있다는 사실을 반성해야 한다.
韓国メディアの行きすぎた報道が、日本で起きなければならない
イ・スンヨプブームに水を差し、むしろ率先して韓流の足を
引っ張っている事実を反省しなければならない


・・・・・・・・・

--- 部分的には共感を感じながらも、正直、かなり的外れな
分析記事だと思った。

ホークスの松中選手のように、三冠王になっても「地味」に
活躍を続ける選手だってたくさんいるのが日本のプロ野球界だ。

野球の技量が評価されても、それが即、芸能人的な人気に
つながらないのは、むしろ普通のことだ。

ホームランも打ってない打者が毎日、スポーツニュースで取り上げ
られることの方がよっぽど「異常」だ。

韓国の国民打者なら日本でもそれくらいの待遇を受ける資格が
あると考えているのかもしれないが、外国のマスコミにそれを期待
するのは無理がありすぎる。

実際のところ、イ・スンヨプ選手の場合、コリアフリークを自負する
「ヲタク」でさえ感情移入がむずかしいのが正直なところだ。

それは何も彼が巨人の4番に座ることを韓国のマスコミが
先行報道したからなどという的外れな理由からではない。

どう考えても、彼のいるべき場所は日本ではなくメジャーか、
あるいは3Aだと思うからだ。彼がアメリカに渡っていれば、
そのチャレンジ精神に「ヲタク」も感情移入し心から応援している
ことだろう。

しかし、もしメジャー進出のステップとして3Aではなく、より
安全で待遇のいい日本を選択しただけだと言うのなら、
最初から日本での人気など期待する方がおかしいというもの。

「踏み台」にすぎない日本のプロ野球を「征伐」するイ選手に
熱狂できるのは、せいぜい韓国人ファンくらいのものだろう。

韓国のマスコミ報道に接する限り(それが行き過ぎた誇張報道で
あるのかどうかは確然としないが)、「ヲタク」でさえこうした
意地悪な(?)感想しか書けないところに、日本でイ・スンヨプ
人気が盛り上がらない原因の一端が隠されているのでは
ないだろうか。

--- 当面、イ・スンヨプ選手の「好感度」をアップさせるには、
試合で活躍し続けることはもちろん、たとえ片言でもいいから、
彼本人が日本語でファンに語りかける場面を増やすことでは
ないだろうか。

お立ち台に立ったときなど、絶好のチャンスだ。

より大きな成功を勝ち取るため努力するのは当然だとしても、
それだけでは「人気」は生まれない。

少なくとも日本にいる間だけでも日本の野球ファンを楽しませ、
喜ばせたいという思いがしっかり伝われば、かならずや
日本のマスコミやファンもその思いに応えてくれるだろう。


(終わり)


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