福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

朝日新聞

2006年04月27日 |   〇竹島問題等

「進歩的」で「親韓的」なメディアである朝日新聞でさえ、ノ大統領の
特別談話(4月25日)を批判したことに、韓国側のメディアも随分、
当惑しているかの様子だ。

しかし、朝日の主張を「妄言」として正面切って非難する論調は
「ヲタク」が見る限り一つもない。むしろ、朝日新聞の社説の主張を
かなり正確に伝えている。

--- 朝日新聞の報道には耳を傾けなければならい。

「ヲタク」には韓国のマスコミ界に漂うそんな雰囲気さえ感じ取れる。

戦後の日本にあって、植民地支配や侵略戦争に対する真摯な
反省の必要性を訴え続け、常に日本社会の「右傾化」に警鐘を
鳴らし続けてきたこれまでの朝日の一貫した姿勢が、韓国社会で
一定の信頼を獲得しているのだ。

そういう意味では、日韓関係における朝日新聞の影響力は非常に
大きいと言える。

また、国内に行き過ぎた民族主義を牽制し抑制する勢力がほとんど
存在しない韓国の現状を見たとき、韓国国内で朝日新聞が単なる
一(いち)外国メディア以上の存在感を発揮していく可能性さえ
感じさせる。

朝日の社説を紹介した記事を一つ翻訳して記録しておく。
(朝日新聞の社説も確認したが、ここでは、逐一、原文どおりの
日本語を引用する形はとっていない。)

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■ "독도문제 시끄러워질수록 한국 불리"
トクト(竹島)問題、騒がしくなるほど韓国に不利
(韓国日報 4月27日)

친한(親韓) 논조로 이름난 아사히(朝日)신문이 26일자
사설에서 노무현 대통령의 특별담화를 비판했다.
これまで親韓的な論調で知られてきた朝日新聞が26日付の
社説で、ノ・ムヒョン大統領の特別談話を批判した。

아사히신문은 ‘외골수 원칙주의의 위험’이란 제목의 사설에서
특별담화가 “1년 전 노 대통령이 외교전쟁도 있을 수 있다고
말한 것보다 더욱 강경하다”고 평가했다.
朝日新聞は「原則一本やりの危うさ」という題名の社説の中で、
特別談話が「昨年、ノ大統領が外交戦争もありえると述べた
内容よりも、さらに強硬なものになっている」と評した。

사설은 “과거 일본은 한반도를 식민지화해 커다란 피해를
입혔다. 그것은 진지하게 반성해야 한다. 침략전쟁의 책임자도
제사 지내는 야스쿠니(靖國)신사에 총리가 참배하는 것은
이성이 통하지 않는 일”이라고 일본측 자세를 비판했다.

そして「過去、日本は朝鮮半島を植民地化し大きな被害を与えた。
その事実は真摯に反省しなければならない。侵略戦争の責任者も
まつっている靖国神社に首相が参拝するのは理が通らない」と、
まず日本政府の姿勢に釘を刺した。

또 “한국인들이 피해의 역사에 다케시마(竹島ㆍ독도의 일본명)
영유권 문제를 중첩해서 보는 것을 전혀 이해할 수 없는 것은
아니다”라고 밝혔다.
また、「韓国人が被害の歴史に竹島領有権問題を重ねて見る
心情を全く理解できないわけではない」と述べた。

사설은 그러나 “영토문제를 정면에 내놓으면 한일 관계는
이러지도 저러지도 못하게 된다”며 “일본도 영유권을 주장하는
근거를 갖고 있다. 식민지 지배의 역사를 정당화하는 것과는
별개의 문제”라고 주장했다.
しかし、「領土問題を正面にすえれば日韓関係は袋小路に陥って
しまう」と指摘した上で「日本にも領有権を主張する根拠がある。
これは植民地支配の歴史を正当化することとは別の問題だ」と
主張した。

이어 “(독도문제는) 시끄럽게 하지 않는 것이 상책이라고 말한
것은 노 대통령 자신”이라며 “시끄러워질수록 다른 나라도
관심을 갖는다. 그것이야말로 한국이 피하고 싶은 문제의
존재를 알리게 하는 일”이라고 충고했다.
さらに「竹島問題は騒ぎ立てないことが得策だと語ったのは
ノ大統領自身であった」と指摘しながら「騒がしくなるほど国際
社会も関心を寄せる。それこそ、韓国が避けたがる<問題の
存在を知らしめる>ことだ」と忠告した。

사설은 “(양국은) 일한 국교정상화에서, 또 어업협정에서
섬의 귀속에 대해 최종 타결을 피해 왔다”며 “미봉책이라고
해서 모든 것을 부정할 수는 없다”고 강조했다. 이런 미봉책이
관계 진전을 위한 현실적인 지혜였다는 주장이다.
また、社説は「両国は国交正常化や漁業協定で島の帰属に
関する最終的な妥結を避けてきた」と指摘しながらも「たとえ
その場しのぎの妥協だとしても、その全てを否定することは
できない」と強調した。そして、そうした妥協が日韓関係を
発展させるための現実的な知恵であったとの見方を示した。

사설은 특히 특별담화는 “양국 지도자간에 얼마나 신뢰관계가
훼손됐는가를 여실히 보여 준 것”이라면서 “그렇다고 해서
자신의 원칙을 학자처럼 주장만 해서는 해결의 실마리조차
찾을 수 없다”고 지적했다.
社説は、とりわけ今回の特別談話が「両国の指導者の間で
いかに信頼関係が失われているのかを如実に示している」と
指摘した上で「だからと言って自分の原則を学者のように主張する
だけでは解決の糸口さえ見つけられない」と指摘した。

(終わり)


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ナムジュン=パイク

2006年04月27日 |  〇文化・歴史

この話題は、一度は「ヲタク」がブログには取り上げないことにした
事件だ。

しかし、天下の朝日新聞が取り上げたとなるとそうはいかない。
俄然、「ヲタク」の虫が騒ぎはじめた。

韓国の「民族至上主義」と言ってもよい行き過ぎた民族主義、
あるいは愛国主義が生み出している「日常風景」の小さな
一コマだと言える。

ここでは朝日新聞の記事の全文とともに、パイク氏の遺族関係者の
あまりに悲しい弁明を紹介しておく。

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「日本海表記ダメ」故パイク氏作品を韓国国立美術館撤去
(朝日新聞 4月27日)

韓国国立現代美術館に展示されていた韓国人現代美術家、
故ナムジュン・パイク(白南準)氏の作品に「日本海」との表記が
あることがわかり、韓国が主張する「東海」と異なり不適切だと
する指摘を受けた同館は25日、作品を撤去した。

同館によると、特別展に展示されていた「古地図II」という作品。
元々、フランス語で日本海と記されたアジアの古地図に同氏が
筆を加え、作品化した。同館は「韓国の代表的作家の作品に
日本海とあるのは問題」との観覧客の指摘を受け入れ、
作品を入れ替えた。

1月に死去した同氏はビデオアートの先駆者として知られ、
日本とのかかわりも深い。同氏の遺族関係者は「昔の地図を
使っただけ。(パイク氏は)政治的な人ではありません」と語った。

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■ "일본해 표기 백남준 유작 한국에 불리한것 아니다"
日本海表記のナムジュン=パイク氏遺族、「韓国に不利ではない」
(中央日報 4月27日)

동해 표기 문제와 관련 최근 과천 국립현대미술관에 전시되다
철거된 백남준의 작품에 대해 유가족이 섭섭하다는 속내를
비췄다.
国立現代美術館に展示中、東海を日本海と表記した箇所が
みつかり、最近撤去されたナムジュン=パイク氏の作品について
遺族が「とても残念だ」との本音をもらした。

지난 25일 열린 뉴욕 백남준 퍼포먼스 행사에서 백남준의
장조카 켄 백 하쿠타씨는 동아시아 주변 해역의 명칭을
한국 위주로 표기했다고 설명했다.
4月25日に開催された「ニューヨーク・ナムジュン=パイク・
パフォーマンス」でナムジュン=パイク氏の遺族関係者の一人で
あるケン=ペク=ハクタ氏は、作品では東アジア周辺海域の
名称が韓国中心に表記されていると説明した。

그는 "동해를 일본해로 표기했지만 동지나해는 '한국해'로,
대한해협은 '쓰시마해협'이 아닌 '한국해협'으로 적는 등
한국이 일방적으로 불리하게 제작된 작품은 아니다"라고
말했다.
彼は「東海が日本海と表記されてはいるが、東シナ海は
<韓国海>、大韓海峡は<対馬海峡>ではなく<韓国海峡>と
表記されているなど、一方的に韓国に不利になるように作成された
作品ではない
」と語った。

문제의 작품은 동해를 일본해로 표기한 고지도를 바탕으로
그린 백남준의 드로잉 '고지도 Ⅱ'로 시민들의 항의를
받아들인 미술관 측이 걷어냈다.
問題の作品は東海を日本海と表記した古地図をもとに描かれた
ナムジュン=パイク氏のドローイング作品「古地図Ⅱ」で、市民の
抗議を受け入れた美術館側により撤去された。

백남준이 작품의 바탕으로 사용한 고지도에는 동해가
프랑스어로 '일본해(Mer Du Japon)'라고 인쇄돼 있다.
ナムジュン=パイク氏が作品の材料として使用した古地図には
東海がフランス語で「日本海(Mer Du Japon)」と表記されていた。

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こうした非理性的な「民族至上主義」を牽制することができない
ところが、現代韓国社会の最大の悲劇の一つであり「弱さ」で
あると「ヲタク」は見ている。

韓国社会において行き過ぎた民族主義と「闘う」ことは、
もしかすると軍事独裁政権と「闘う」ことよりも困難なことなのかも
しれない。



(終わり)


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アメリカ留学生

2006年04月27日 | 【北朝鮮関連】

昨年、9月末時点で、何と199名の朝鮮人(北朝鮮)留学生が
アメリカで学んでいるという。もしかすると、在日朝鮮人学生も
含まれているのかもしれないが・・・。

いずれにしろ、国交がない状態であるにもかかわらず、朝鮮人
留学生を多数(?)受け入れているアメリカは、「ヲタク」が
思っている以上に懐の深い国だ。

また、どういう目的があるにせよ、アメリカに留学生を送り出す
ことは北朝鮮にとっても、必ずプラスに働くことだろう。

一方、韓国人のアメリカ留学熱はすごい。留学生の数で、ついに
「世界1位」だ。

おそらく移民志向の留学も多いのではないかと思われる。
どれくらいの割合が韓国に戻ってきているのか知りたいところだが、
それは今後の宿題に取っておこう。

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*1位韓国、2位インド、3位中国、4位日本、5位台湾

■ 미국 대학 유학생수 한국 1위
アメリカ留学生数、韓国が1位
(SBS TV 4月26日) 

<8뉴스>
8ニュース

미국으로 유학가는 학생 수가 계속 늘면서 미국 전체
유학생 중에 한국 학생들의 숫자가 1위로 나타났습니다.
アメリカへ留学する学生の数が右肩上りに増え続け、アメリカの
留学生全体の中で韓国人留学生の数が1位になったことが
わかりました。

지난해 9월말 현재, 미국 대학에 유학 중인 우리나라
학생은 8만6천명을 넘어섰는데요. 미국 내 전체 외국
유학생의 13.5%로 2004년 12월말보다 숫자로는
1만3천여 명, 전체 비율로는 1% 포인트 늘어난
숫자입니다.
昨年9月末の時点で、アメリカの大学に留学中の韓国人学生は
8万6000人を超えています。アメリカで学ぶ外国人留学生全体に
占める割合は13.5%で、2004年の12月末時点に比べ、人数で
1万3000人余り、全体に占める割合では約1%増加しました。

우리나라 다음으로는 인도와 중국, 일본, 그리고
타이완의 순이었는데 1위부터 5위까지가 모두
아시아 국가들이었습니다.
韓国に次いでインド、中国、日本、そして台湾の順ですが、1位から
5位までを全てアジアの国々が占めています。

특히 우리나라 유학생들의 경우, 가족을 동반하는
경우가 유난히 많았습니다.
特に韓国人留学生の場合、家族同伴の留学が目立って多いことが
わかりました。

그리고 북한의 경우는 199명이 미국에 유학 중인 것으로
나타났는데 미국에 유학생을 둔 221개 나라 중 146위였습니다.
また、北朝鮮の場合、199名がアメリカに留学中であることが
わかりました。これは、アメリカに留学生を送り出している
221カ国中146位にあたります。

이는 리비아나 쿠바는 물론, 미국이 국가재건을
지원하는 이라크보다도 많은 인원입니다.
これは、リビアやキューバはもちろん、アメリカが国家再建を
支援しているイラクよりも多い数です。

(終わり)

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