惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

大和小灰蝶

2023-10-31 21:05:07 | 

一日ほぼ曇り空。たまに薄日が射すお天気でした。

朝はいつものように市民農園。
夏野菜がほとんど終わり、冬野菜が育ち始めたところです。数日置きにシシトウやネギを収穫する以外はあまりやることがありません。

のんびり見てまわっていると、シジミチョウがシシトウの葉の上で羽を休めているところに出くわしました。

ヤマトシジミのメスのようです。

幼虫の食草がカタバミなので、カタバミに卵を産みつけるそうです。
畑には雑草としてカタバミもかなり生えています(大きくなると抜いてしまいますが)。
年に5~6回発生するということですが、この成虫がたぶん今年最後。卵を産み、孵った幼虫が冬越しをすることになると思います。

ということは、カタバミを残しておいてやらなければなりませんが、畑は1月末で契約切れ。
すぐに耕されて平坦になるので、冬越しは無理でしょうね。お気の毒。


女郎蜘蛛

2023-10-24 21:08:27 | 

秋になると、網を張る大型のクモが目につくようになります。

畑の脇の木の枝に網を張ったのはジョロウグモのようです。

逆さになっているところを、お腹のほうから見ています。赤い紋が鮮やかですね。

今朝はこのクモが餌を捕まえ、食事をするまでをつぶさに見ることができました。
網にかかったのは小さめのガだったみたい。クモは近寄って前肢でつかまえ、後肢の1本を使ってお尻から出る糸を絡めてゆきます。ぐるぐる巻きにして動けなくなったところで、口をつけ、体液を吸っているようでした。

糸でぐるぐる巻きにするところが印象的でしたね~。
自然の営みは激しくて、巧みです。


赤星胡麻斑

2023-10-18 20:41:20 | 

今日も良い天気。

緑のカーテン、今日は息子宅のを始末しました。次は春のエンドウ豆を準備しなくては。

散歩の途中、道路に倒れ伏している大型の蝶を見かけました。

帰宅して調べてみるとマダラチョウの仲間のアカボシゴマダラのようです。

国立環境研究所の「侵入生物データベース」に載っていました。駆除すべき外来生物なんですね。

もともとはアジア大陸南部から朝鮮半島にかけて、そして亜種が台湾、奄美諸島に生息していたもの。
日本では、1995年に埼玉県に突如として出現。これはすぐに消滅したようですが、1998年には神奈川県で繁殖、定着。2010年以降、関東地方の広い範囲で観察されるようになったそうです。

侵入の原因は「“放蝶ゲリラ”による人為的な放蝶によると考えられている」とのこと。
そして「オオムラサキ・ゴマダラチョウ・テングチョウなど,幼虫期にエノキを利用する蝶類」と競合するので捕獲し、退治するべきだとか。
きれいなチョウなんですけどねぇ。

見かけたチョウは、もう飛べそうもなかったし、そのままにしておいて問題なかったんじゃないかな。


秋の蟷螂

2023-10-06 20:39:57 | 

夕方、散歩の途中で道端に居るカマキリと出会いました。

たぶんハラビロカマキリのメス。お腹が大きい。
産卵場所を探してウロついているんでしょうね。

私の畑に連れていって、支柱にでも卵鞘をつけてもらえればいいのですが、あいにく市民農園は来年1月末で明け渡さなければなりません。仔カマキリたちが生き延びる場所にすることができないのです。
それよりはカマキリ自身が判断した場所がいいだろうと、そのまま立ち去りました。
どこか良い場所にたどり着けるといいのですが。


秋茜

2023-09-30 21:05:51 | 

朝は市民農園。収穫の終わった夏の作物を少しずつ片付けています。

支柱の先に赤とんぼがとまっていました。

アキアカネでいいんでしょうか。たぶんオス。
まだ背中があまり赤くないのは、高地から下りてきて間もないせいかも。

今日はほかにもイチモンジセセリとか、ショウリョウバッタ(?)とか、昆虫をあれこれ見かけました。秋が来たせいでしょうかね~。

〈小説推理〉11月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の3冊を取り上げています――

  • ジェフリー・フォード『最後の三角形 ジェフリー・フォード短篇傑作選』(谷垣暁美編訳、東京創元社)
  • 宮内裕介『ラウリ・クースクを探して』(朝日新聞出版)
  • 林譲治『コスタ・コンコルディア 工作艦明石の孤独・外伝』(ハヤカワ文庫JA)

『最後の三角形』は『言葉人形』につづく日本オリジナルのフォード傑作短編集。小説好きの人すべてにお薦めしたい一冊です。
林譲治さんの「工作艦明石の孤独・外伝」は、正編もあわせて簡単に紹介してあります。

この書評は双葉社のウェブサイト「CoLoRFuL」でお読みいただけます。