(昨夜はサーバーの具合が悪かったので、日が改まってから、9日の日記を更新しています)
昼過ぎから青空が広がり、気温も気持ちも上向きました。冬とはいえ、寒いのはしんどい。
夕方の散歩(といっても、自転車も使いましたが)は、つつじヶ丘まで。今年、初めて。
本屋さん「書原」では1冊だけ、毛利眞人『ニッポン・エロ・グロ・ナンセンス』(講談社選書メチエ)を購入。隣のスーパー・オオゼキでは、特売の凄く安いワイン(サンタ・バイ・サンタカロリーナ)と芋けんぴ(塩)を買いました。
その後、急いで帰宅して、庭で七厘に火をおこし、夕食のおかずを焼く。マグロの粕漬け。
数日前に食べたブリの切り身には及びませんが、それでも、とても美味。粕漬けは魔法のように、魚肉の味を変えます。素晴らしい。
仕事のBGMで流していたのは、ナット・キング・コールとサム・クック。どちらも黒人で、父親が教会の牧師。幼い頃から、教会音楽に親しんでいたという共通点があります。
ベスト盤のCDを聴いたのですが、ライナーノートによれば、ナット・キング・コールは、最初、自身のピアノトリオでピアノ演奏に専念し、歌うつもりはなかったとか。お客さんに無理強いされる形でホテルのショーで歌ったのが歌手としての始まりだったそうです。そして、やはりそういった席で、お笑い芸人が紙の王冠をナットの頭に落とし、「キング」と呼んだため、以後、「キング」の名がついたとも書かれています。
どちらの歌手も、ゴスペルやジャズ、カントリーなど、さまざまな要素の混じった名曲を作り、演奏しました。うっとりします。