惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

電子人格

2018-02-03 21:25:29 | AI

 節分。
 恵方巻は昼食に丸かぶりしました。家の人の手作り。美味しい。
 関西の海苔問屋はうまいことを思いついたものだと思います。

 今日は散歩にも出ず、留守番。炬燵にもぐりこんで、読書に励んでおりました。

 毎日新聞に「AIルール EU先導を」という記事。

 EUの議会で人工知能に関する法整備を求める報告書がまとめられ、その中ではロボットに「電子人格」を与えることや、ロボットへの課税について触れられているそうです。
 八田浩輔記者が欧州議会のマディ・デルボー議員に取材したもの。デルボー議員はこの報告書をまとめた方です。

 自律型ロボットが自己学習した結果、生産された当初のプログラムからかけ離れた存在になった時のことを考えてのことだといいます。
 何か事故などを起こした時、それが作った人間の意図したものでなかったとすれば、ロボット自身の責任とするしかない、ということになるようです。つまり、「人格」に準じる法的存在とみなさざるをえない、と。
 「法人」のロボット版?

 ロボットへの課税は、人間の仕事を奪うことを考えてのこと。公的サービスの財源をどう賄うかが問題になるので。

 この提言が法制化されれば、ロボットも資産をもつようになるのでしょうか。ただし、デルボー議員は「ロボットに権利や義務を与えるのではない」といっています。

 「電子人格」かぁ。
 こんな時代が到来したんですねえ。

 所有者、あるいは保護者から独立したロボットが活躍する日は、そんなに遠くないかも。EUだけでなく、日本でも検討しなくちゃ。
 かつて小松左京さんが万博を研究したように、問題意識をもつ人が先導するのがいいと思う。


「これも囲碁なのか」

2017-06-29 20:56:49 | AI

 朝日新聞夕刊に、アルファ碁どうしの対局譜を見たプロ棋士の対談が載っていました。とても面白い。

 語り合っているのは、加藤充志9段と大橋拓文6段。
 意想外の手を見ては、驚きの声を上げています。

 以下、抜粋――

 「なにこれ、理解できない」
 「それは信じるかどうかだよね」
 「もはや信者かどうかの世界」
 「これも囲碁なんですかね」
 「笑うしかないね」
 「いつか理解できるようになるんですかね」
 「まさか生きてる間にこんな碁が見られるとは思わなかった」

 凄いことになってますねえ。
 NHKスペシャルのAIの番組を見たりして、私なりに思うところはあるのですが、それはいずれまた。

 庭で青じその手入れをしていたら、カマキリが青虫を狙っているところに出くわしました。

 ありがたいなあ。私が退治しなくても、カマキリが捕まえてくれる。
 そう思って、しばらく眺めていましたが、なかなか動こうとしません。どちらも石のように固まったまま。

 しびれを切らして、その場を離れ、だいぶ経ってから結果を確認しに行きました。
 そしたら、カマキリはいなくなり、青虫(ベニフキノメイガの幼虫?)だけが、もとの場所にいるではありませんか。
 しかたないので、私が「テデトール」を使って、自分で駆除しました。カマキリ、どうしちゃったのかな。