惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

まだ蛞蝓

2017-11-16 21:30:07 | 生きもの

 午後、ここ2日ばかり本業にかまけて中断していた庭木の剪定。
 カナメモチ(かなりの大木です)は、ほぼ仕上がり、隣のキンモクセイに取りかかりました。
 広葉樹は、あとひと息。その後、針葉樹(すべてカイヅカイブキ)の剪定。

 家の人と冗談で話したのですが、そろそろ遺伝子編集か何かで、剪定不要の庭木が出来ないものでしょうかねえ。
 春から夏の間は枝葉を伸ばして養分を蓄え、秋がくると、その年に伸びた部分が枯れ落ちるようにすると良いのでは。決まった形が保てます。
 手間をかけなくても、盆栽として育つ植物も、できると楽しい。

 夕食後、まさかもういないだろうと思いつつ、ベランダの白菜を見にゆくと……。
 1匹、いたんです!

 昨夜はどこかに潜んでいて、今夜、新たに出てきたに違いありません。いったいどれだけいるのやら。
 それとも、やはりテレポートして戻った?!


またも蛞蝓

2017-11-15 21:02:56 | 生きもの

 起き抜けに、サッカー日本代表の対ベルギー戦をビデオ観戦。

 起きたのが午前6時半で、ちょうど試合が終わる頃。結果は見ずに、試合開始から追っかけ視聴となりました。10日のブラジル戦のように相手に気圧された感じはなく、ほぼ互角の勝負。ただし、シュートのきっかけをつかむ判断力が日本は今ひとつ。ワールドカップまでに、いくつもレベルを上げて欲しい。

 日中はずっと原稿に取り組む。
 昔に比べると、ぴったりの言い回しが出て来るまでに時間がかかるようになったと感じています。しかし、そのぶん粘り強く語彙を選択しているといえないこともないわけで。
 ま、とにかく原稿を書くのは、苦しくて、楽しい。

 夕方、もう暗くなった午後5時半頃、2階ベランダの白菜を点検。1株、このところ、何かにひどく齧られているのがあるのです。
 しかし、この時には、害虫は確認できず。

 夜道を散歩して帰宅した1時間後。くだんのコンテナを見てみると、3匹ものナメクジが白菜の葉に登ってきていました!
 すかさず取り除き、遠くの地面へ投擲。
 で、念のため夕食後にもう1度、見てみると、新たに2匹のナメクジが! これも指でつまんで、投擲。

 計5匹ものナメクジに齧られていたから白菜が傷むのも当然。
 しかし、これまでどこにいたナメクジなんでしょうか。テレポートして来たと思っても、不思議ではないですよねえ。


寄生蜂?

2017-11-10 20:44:59 | 生きもの

 山椒の木で育っていたカラスアゲハ(とおぼしき蝶)の幼虫を、小鳥から守るべく室内に保護したのは9月末日でした。
 それからせっせと餌の山椒の葉を与えるうちに、脱皮をし、先月下旬にはサナギになって、瓶に挿した枝からぶら下がっていました。

 羽化するのは、年内だろうか。それとも、春になってから? と楽しみにしていたのですが……。

 今日、我が家にやって来た息子がサナギの様子を見て、「死んでいる。穴があいているので寄生蜂にやられたみたい」と言いました。
 見てみると、そのとおりで背中の上のあたりに穴が開き、サナギは黒く変色しています。

 9月末に取り込んだ時には、すでに体内に卵を産みつけられていたんですね。で、いつの間にか、体の中を食い荒らされていた。
 哀れなものです。生きものの生存競争は厳しいですね。
 蝶のサナギから生まれた蜂は、我が家で冬を越し、来春、外に出てゆくのでしょうか。気になります。


地衣類

2017-11-07 21:39:04 | 生きもの

 昨日、西沢渓谷を歩いていて、同行していた家人が見つけ、「これ、面白い!」と目を輝かせたのがこれ。

 割と日当たりの良いところの花崗岩の表面にへばりついた地衣類です。灰色の地衣が広がり、表面からピンクの小さなお椀のようなものが盛り上がっています。お椀には柄がついていて、キノコのようにも見えます。直径3ミリぐらいかな。
 どうやらこれは子器で、胞子を形成し、ばら撒くためのものらしい。新しいうちは明るいピンクで、古くなると黒っぽくなるようです。

 地衣類は、菌類と藻類が共生している生命体。
 菌類が藻類に棲みかを与え、藻類は光合成した養分を菌類にわけてやるといいます。

 子器を形成するのは菌類で、その子器がばら撒く胞子からは、当然、菌類しか発生しませんよねえ。
 新たに発生した菌類は、その場で、自分に合った藻類を確保するのだとか。

 一方の藻類も胞子で増えるようですが、シダの胞子のように空中を飛散しているのでしょうか。
 菌類と藻類がそれぞれどうやって出遭うのか、うまくイメージできません。

 まだまだ、よく知らないことが多いなあ。紅葉狩りに行って、そんなことを実感しました。