うっ、寒っ!
つい数日前まで扇風機を回していたのが嘘みたい。雨の中を散歩していると、手袋をしたくなってきました。
マフラーをしている若い女性をちらほら見かけますが、あれはファッションなんだろうなあ。
唯一、国書刊行会から出ている『ライト』は、文芸の先端ジャンルとしてのSFの現在を知るには欠かせない1冊。スペースオペラでありながら前衛文学であるという超絶技巧の絶品。キャラクターも実に鮮やかで、惚れ惚れしてしまいました。2度、3度と読むと、さらに愛しさが増す作品です。
M・ジョン・ハリスンはかつてサンリオSF文庫から出た『パステル都市』も大好きで、伊藤典夫編『SFベスト201』(新書館)では紹介文を書かせてもらいました。これを機会にもっと翻訳されることを期待。
つい数日前まで扇風機を回していたのが嘘みたい。雨の中を散歩していると、手袋をしたくなってきました。
マフラーをしている若い女性をちらほら見かけますが、あれはファッションなんだろうなあ。
〈小説推理〉11月号発売中。SFレビューのページで次の4冊を取り上げています――
- M・ジョン・ハリスン『ライト』(小野田和子訳、国書刊行会)
- アレステア・レナルズ『量子真空』(中原尚哉訳、ハヤカワ文庫SF)
- 高野史緒『赤い星』(早川書房)
- カート・ヴォネガット『追憶のハルマゲドン』(浅倉久志訳、早川書房)
唯一、国書刊行会から出ている『ライト』は、文芸の先端ジャンルとしてのSFの現在を知るには欠かせない1冊。スペースオペラでありながら前衛文学であるという超絶技巧の絶品。キャラクターも実に鮮やかで、惚れ惚れしてしまいました。2度、3度と読むと、さらに愛しさが増す作品です。
M・ジョン・ハリスンはかつてサンリオSF文庫から出た『パステル都市』も大好きで、伊藤典夫編『SFベスト201』(新書館)では紹介文を書かせてもらいました。これを機会にもっと翻訳されることを期待。