昨日のブドウの話ですが、家人によれば、私はこれまで何度もピオーネを食しているというのです。それなのに、今回、初めて食べたかのように意識するのは――
いずれにせよ、なんだか生きてゆく自信がなくなってきた……。
- 記憶力が著しく悪い
- 食べるとき品種をまったく気にしていない
いずれにせよ、なんだか生きてゆく自信がなくなってきた……。
でも、ピオーネは美味しい! 今夜も食べました。
今日の写真はヒトスジシマカ。
仕事をしていたら、ふらふら飛んできたので電撃殺虫ラケット「蚊とり君」で退治し、読んでいた本の上に落として撮影してみました。絶命してはいませんが、よれよれの状態。羽根や脚がグニャッとしていますね。
昆虫は植物から栄養をとるものが多いのに、蚊はかなり動物に頼っている。それも、メスのみということは、いったいどういう進化の道筋をたどった結果なのか。気になります。
長い口吻で血を吸うわけですが、図鑑で見ると、この口吻部というのはかなり複雑かつ精妙な構造になっているんですね。
吸血管は上唇と下咽頭が合わさって形成。普段は、それをさらに大きな下唇が包んでいるのですが、血を吸う際には、下唇が外れ、中の吸血管が剥き出しになって皮膚に突き刺さる。また、管を形成する下咽頭の先端には唾液が含まれていて、その成分により吸った血が固まらないようになっている。さらに、口吻を形成する小顎という器官は先端がノコギリの刃のようになっていて、これで皮膚を切り裂くというのです。
生存と繁殖のためとはいえ、自然の造形には感心しますねえ。刺されるのは嫌だけど。