ほぼ一日曇り空。一時、薄日が射したかと思えば、夕方にはパラついてみたり。一定しない空模様の立冬となりました。
夕刻、例によって日没をやや過ぎて散歩。
まだほんの少し空に青味が残っていて、たなびく雲がぼんやり白く見えます。
野川の橋の上から南東方向を撮ってみました。
暗いのにきれいに写ります。カメラの性能か良くなったのは驚異的。
撮りたかったのは遠方の横に伸びた雲。立体視すると雲の高さの違いがわかって面白い。左上の星は火星です。
〈ナンクロメイト〉12月号発売中。担当の新刊レビューで次の3冊を取り上げました――
- スティーヴン・ミルハウザー『ホーム・ラン』(柴田元幸訳、白水社)
- 森上信夫『オオカマキリと同伴出勤 昆虫カメラマン、虫に恋して東奔西走』(築地書館)
- J・D・バナール『宇宙・肉体・悪魔〔新版〕 理性的精神の敵について』(鎮目恭夫訳、白水社)
バナールの『宇宙・肉体・悪魔』は1929年に書かれ、人類の未来観に大きな影響を与えた書物。日本には1972年に紹介され、今回、瀬名秀明さんの解説が付されて再刊となりました。
ここに描かれた宇宙時代がいつか到来するかどうか。「人類の未来」は以前とは別のコースに入ってしまったのかもしれません。