惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

夜景

2020-11-07 21:05:38 | 天気

 ほぼ一日曇り空。一時、薄日が射したかと思えば、夕方にはパラついてみたり。一定しない空模様の立冬となりました。

 夕刻、例によって日没をやや過ぎて散歩。
 まだほんの少し空に青味が残っていて、たなびく雲がぼんやり白く見えます。

 野川の橋の上から南東方向を撮ってみました。

 暗いのにきれいに写ります。カメラの性能か良くなったのは驚異的。
 撮りたかったのは遠方の横に伸びた雲。立体視すると雲の高さの違いがわかって面白い。左上の星は火星です。

 〈ナンクロメイト〉12月号発売中。担当の新刊レビューで次の3冊を取り上げました――

  • スティーヴン・ミルハウザー『ホーム・ラン』(柴田元幸訳、白水社)
  • 森上信夫『オオカマキリと同伴出勤 昆虫カメラマン、虫に恋して東奔西走』(築地書館)
  • J・D・バナール『宇宙・肉体・悪魔〔新版〕 理性的精神の敵について』(鎮目恭夫訳、白水社)

 バナールの『宇宙・肉体・悪魔』は1929年に書かれ、人類の未来観に大きな影響を与えた書物。日本には1972年に紹介され、今回、瀬名秀明さんの解説が付されて再刊となりました。
 ここに描かれた宇宙時代がいつか到来するかどうか。「人類の未来」は以前とは別のコースに入ってしまったのかもしれません。