「ハリウッドの桜」が「2月うちに咲くことは珍しい」と昨日、書きました。
が、去年のブログを見返してみると、ちょうど今頃、咲いていましたね~。「記憶にはありません」といったけど、その記憶がヤバイみたい。
ということで、今朝の「ハリウッドの桜」(品種名は「大寒桜」です)。
話はまったく変わりますが、出会った時、「おお、そのとおり!」と叫びたくなる文章があったりします。
いつも感じていたのに、言葉にできずにいたことをズバリ言ってもらうと、感動するんですよね。
最近、出会ったそんな文句に次の一文があります――
- 本好きの究極の贅沢である、空っぽの本棚。
いやあ、もう、実に、なんというか、夢見ていたのはこれなんですよねえ。
よくぞ言ってくれました。
言ってくれたのはメアリ・ノリスさん。
〈ニューヨーカー〉誌の校正担当で、先日、柏書房から『カンマの女王 「ニューヨーカー」校正係のここだけの話』(有好宏文訳)というエッセイ集が出ています。
もの書きにとって校正はなくてはならない過程ですが、色々と複雑な感情を引き起こしたりします。私も気になったりするので、この本を読んだのですが、内容がめちゃくちゃ面白い。著者の辛辣なユーモアに腹を抱えます。
その一端にウェブでも触れることができます。
彼女の講演がこちらのサイトにアップされているのです。面白いですよ。