惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

12月並み

2022-10-05 20:57:22 | ひと

 今日もいちにち冷たい雨。気温が上がりません。
 というか、昼間も下がりつづけ、今のところ(午後8時現在)、最低気温は午後4時過ぎの 11.3℃(隣町アメダス)という始末。12月上旬から中旬並みの温度らしい。

 家の中で着込んでいるのはいうまでもなく(ズボン下まで履いてます)、夕方、雨の中を散歩に出た時は「手袋、欲しい……」と思ったほど。
 北からの寒気が流入しているせいだそうですが、地球の空気は塊ごとに激しく温度が違うんだなあと体で感じています。

 作家の津原泰水さんが今月2日、58歳で亡くなられました。

 「天才」とか「鬼才」とかいう呼称がぴったりの作家だと思います。
 私は特に短編に魅入られ『 11 eleven 』(河出文庫)所収の「延長コード」や「琥珀みがき」はずっと忘れることがないと思います。素晴らしい業績を遺されましたね。


『冒険図書館』

2022-10-05 20:57:22 | ニュース

 午前なかばから冷たい雨。季節が一気に進みます。
 キンモクセイの花も道路に散り敷いてしまいました。

 夕方、時折り小雨の降る中を、駅前の書店や文具店まで。
 内澤旬子『カヨと私』(本の雑誌社)など3冊と来年の手帳を買いました。もうこんな季節なんだ。

 ネットで見た「ウクライナが東部で奪還の要衝リマン、BBC記者が入る」
 BBCのオーラ・ゲリン国際担当編集委員と取材チームが、今月初めにウクライナ軍が奪還したリマンからレポートしています。
 ロシア軍は僚友の遺体を路上に放置したまま逃げ出してしまっています。ひどい。
 「この人たちはかつて誰かの夫、誰かの息子でした」とオーラさん。彼らを、送りだし、戦わせ、投げ出した人たちへの怒りがたぎります。

 ロシア兵が残した一冊の本も映し出されます。
 『冒険図書館』というタイトル。冒険小説を集めたアンソロジーでしょうか。10代の読者向けのソ連時代の本だと説明されています。
 そんな古い本を楽しみにしていた若者が、この戦場にいた。彼は生きて退却したのでしょうか?