H3ロケット失敗。悲しみに襲われています。
傷心を抱いて出かけた夕方の散歩。
ハケの道を上り、中央自動車道を越えて北へ。
都立農業高校沿いの小道を歩いていると、フェンスの内側、実習園の池に渡された丸太の上で猫が丸くなっているのに気づきました。特になにをするふうでもなく、じっとうずくまっています。
ぼんやり眺めていると、やおら体を起こし、ぐぐっと背中を持ち上げて大きくストレッチ。
猫はひと休みした後、必ずストレッチしますよねぇ。自然な感じで、気持ちよさそう。
きっと体のために良い効果があるにちがいありません。
「猫に習うストレッチ」などという本があっても不思議ではないと思うのですが、どうなんでしょう?
といいつつ、検索してみたら『のび猫ストレッチ』とか『ねこに習うヨガストレッチ31』などという本がありました。誰でも考えることは同じなんだ。
のんびりした猫を見ていたら、気分が少し楽になりました。よし、次を目指そう!
〈小説推理〉4月号発売中。担当のSFレビューで次の3冊を取り上げています――
- キム・チョヨプ『地球の果ての温室で』(カン・バンファ訳、早川書房)
- 伊藤典夫編訳『吸血鬼は夜恋をする』(創元SF文庫)
- 小川楽喜『標本作家』(早川書房)
この号には北上次郎さんの追悼ページがあり、北上さんが担当されていた海外ミステリのレビューはお休み。次号からは酒井貞道さんが担当されるようです。
この書評は双葉社のウェブサイト「CoLoRFuL」で読むことができます。