二階の防音室へ上る螺旋階段にからませている朝顔。今朝はたくさん花が咲きました。
4日にも書きましたが、たぶん今年はこれがクライマックス。よくがんばってくれました。
ところで、朝顔が中国から渡来したのは奈良時代末期もしくは平安時代とされているそうです。
中国名は「牽牛子(けんごし)」。漢方では種子を下剤に使います。
日本名の「朝顔」は、朝に花を咲かせることから来ていることは自明ですが、「朝は美人の顔(の花)」というのが通説だとか。昼過ぎるとくしゃくしゃの不美人ということでしょうか。
この花より以前にも、日本で「朝顔」と呼ばれていた花はあり、キキョウあるいはムクゲのことだそうです。
万葉集に詠まれている「朝顔」は桔梗だといわれています。
山上憶良の歌に――
- 萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花
最後の「朝顔」が桔梗でしょうか。秋の七草のひとつですね。