軒先で実生のブドウを育てていて、今年は実がつきそうだとよろこんでいます。
2週間ほど前には、つぼみの集まりである「花穂」ができたことを記しました。
今、そのつぼみが開き、花が咲き始めています。
中心のメシベと、まわりの5本のオシベ。それだけの花です。直径5ミリぐらい。
なんともシンプルな花です。
つぼみ(ちっちゃなピーマンみたいですね)の時には花びらが中の子房を包んでいます。花が開く時、ブドウの花びらは下からめくれるように開いてゆき、とれてしまうのだそうです。で、内側のメシベ、オシベが残る。
よく見ると、開きかけのつぼみがあるので、その様子がわかります。
ブドウは風媒花なので、開くと、もう花びらの役目はないということなのですね。
はっきりした戦略。これはこれで見事です。