最高気温 33.4℃(隣町アメダス)。
暑くて苦しいと思うことなく過ごせました。でも、もう少し下がってもいいからね。
今日の読書は〈SFマガジン〉10月号。
「ファッション&美容SF特集」。伊藤亜和さんがモデルをつとめ、テキストも担当しているグラビアがあり、意欲的な誌面です。
が、私が今日、読んだのは邵丹さんの新連載評論「もう一つの日本文学――SF翻訳家インタビュー」。
邵丹さんは『翻訳を産む文学、文学を産む翻訳—藤本和子、村上春樹、SF小説家と複数の訳者たち』(松柏社)で2022年のサントリー学芸賞を受賞しています。
村上春樹さんの文体が誕生したルーツを辿り、リチャード・ブローティガンの訳者である藤本和子さんと翻訳SFが果たした役割を指摘。それぞれの訳者の紹介と文体の分析を展開した刺激的な名著です。
その仕事の流れから、今回、SF翻訳家へのインタビューをすることになったとか。
で、最初に話を聞いているのは伊藤典夫さん。
インタビューとはいえ、内容は伊藤典夫さんの評伝のようなもの。邵丹さんの文章の合間に伊藤さんの言葉が引用されているという印象です。
伊藤さんと浅倉久志さんとは私のSFを作ってくださった恩人。そうした人たちがどのように語られるのか、興味津々です。
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