「スナバ」の県に「スタバ」が開店したとかで、ニュースになっています。
それで思い出したのですが、私にとって、極め付けのコーヒーは、高知で会社員をしていた頃、社の近くにあった小さな喫茶店のもの。
店の名前が思い出せないのですが、女将さんが1人でやっていて、ネルの袋でドリップした濃厚なコーヒーを飲ませてくれました。ある時は、風邪の引き始めだったのに、ここのコーヒーを飲むと、一発で治ってしまった。それぐらい濃くて、しかも美味しかった。
実は、この店の女主人は、家内が小学校の時の同級生だった女の子のお母さんだったんです。その頃からずっと1人で店をやっていたといいますから、少なくとも20年近くはずっとネル袋でドリップしていたんでしょう。年季が入っていたので、美味しかったのも当然。残念ながらというか、当然というか、今はもうありません。
というわけで、あんなコーヒーがまた飲みたいなとは思っても、スタバのコーヒーには食指が動かないのです(そもそも、スタバは日本の喫茶店のコーヒーの味を手本にスタートした店でしょう?)。
ついでに。「一杯のコーヒーから」という流行歌がありますが、歌いだしの「一杯のコーヒーから」の「コーヒー」のアクセントが変ですよね。昔の人はあんなふうに言っていたのかと思ってしまう人があるかも。
でも、あれ、本当は「一杯のビールから」と歌う曲だったらしいんです。
作曲の服部良一さんがビール好きで、ある時、そんなふうに始める曲を思いついた。でも、会社はそれじゃまずいだろうということで、詞を変えて売り出した(作詞は藤浦洸)という話を読んだことがあります。
「ビール」と歌うと、アクセントも違和感ないので、これは本当なんだと考えています。
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