南正人さんが解離性大動脈瘤のため、7日、亡くなられました。
横浜市のライブハウスで演奏中に倒れ、意識をとりもどすことなくそのまま逝かれたようです。享年76。
フォークシンガーというか、シンカーソングライターというか。私は和製ブルースシンガーと受け止めていました。
1970年代前半、私が大学生の頃、何度かコンサートを聴きに行きました。気負ったところがなく、豊かな感性で受け止めた日常や人生を歌い、それでいてカッコよかった。比類のないシンガーでした。
池袋だったかの、小さな会場でやった時だったと思いますが、ステージにゴム長で上がられたことがありました。記憶があやふやでよく覚えてないのですが、前日、雨が降り、自宅に戻れなくてそのまま会場に来たかというようなことだったのではなかったでしょうか。
そういえば、「五月の雨」という愛らしい曲があり、大好きでした。「空のかけらを飛び越して、いつもの街角へ~」というような歌詞だったような。
薬物使用が発覚して、一時、休んだこともありましたが、ずっとマイペースで活動をつづけてこられてたんですねぇ。
歌いながら逝ってしまうというのも、南さんらしいかも。
ゆっくりお休みください。
夕方、散歩の途中て見かけた雲。
「夕べの雲」といえば庄野潤三さんの名作ですが、ほのぼのとした気持ちの良い作品であり、今日の雲でした。
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