曇り空から時折り雨粒が落ちてくる一日。今年の梅雨は本当に長い。
やみ間を見て、市民農園へ行きました。どの野菜も陽の光に飢えているようです。トマトもスイカも甘みが足りません。
よそさまの畑の里芋の葉に、大きな露がとまっていました。
大きさは1円玉くらいかな。きれいな形で鎮座しています。
こんな露を見ると、すぐに「芋の露連山影を正しうす」という飯田蛇笏の句を思い出します。まことに名作というものの威力、おそるべし。
蛇笏の句の露に映っているのは山の姿ですが、目の前のこの露に見えるのは、多分、畑のまわりの木々。それと空ですね。
うんざりするし、水害も出て困った空模様ですが、ま、こういう綺麗なものを見られる楽しみもないわけではありません。
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