NHKの朝ドラ「ブギウギ」。今日は羽鳥善一(服部良一)が上海で開いたコンサートが題材のひとつになっていました。
モデルになった実際のコンサートについては、上田賢一『上海ブギウギ 服部良一の冒険』(音楽之友社 2003年)や山口淑子『「李香蘭」を生きて 私の履歴書』(日本経済新聞社)などでわりと詳しくわかります。
山口さんの自伝にはコンサートのプログラムの写真が載っていますが、それによると、開催されたのは昭和20年6月23・24・25日の3回。場所は大光明大戯院(グランドシアター)。
コンサート名は「夜来香幻想曲」。
服部さんとしては「夜来香ラプソディー」としたかったのですが、「ラプソディー」という言葉は時局柄つかえなかったということのようです。
そして、メインとなった「夜来香」の編曲にはブギウギのリズムも使われ、これが服部さんがブギウギのリズムを打ち出してゆくきっかけとなったといいます。
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