ふつうは「留置場」と言うよなあ、と思ったのでした。
昨夜放映された「不適切にもほどがある」を、今日、録画で見た時に感じたこと。
未来(といっても1986年にとっての38年未来なので2024年なのですが)を訪れた小川純子が大暴れして警察のやっかいになります。で、もとの世界(1986年)にもどって「未来のどこがよかった?」と訊かれ、ちょっと迷ったあとで「牢屋……かな」と答えたのでした。
牢屋っていわれると、なんだか時代劇のよう。あえてそれを口にしたのには訳がある。
見た時にそう感じたのですが、その理由はすぐにはわからなかったのです。
わかったのは数時間後に散歩をしていた時のこと。
心にひっかかっていたのか、なんとなく思い出し、突然、「そうか『ローマの休日』か!」と腑に落ちたのでした。
ドラマでは、その前にオードリー・ヘップバーン主演のあの映画のことが話題にされていて、伏線になっていたのですね。
「ローマ」と「牢屋」。
純子が未来のイケメン理容師とデートしたすべての意味合いも氷解しました。
でも、なんというニブイ視聴者なのでしょう。とてつもない蛍光灯。
脚本の宮藤官九郎さんに叱られそう。この回では「伏線は回収すべきか否か」とさんざんやり合っていたのに……。
おみごとです。おそれいりました。
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