地元の文化会館で開催されている「笹本恒子100歳展」を観ました。
100歳で現役の写真家って、スゴイですね~。
写真は特に人物写真が面白かった。笠置シヅ子、力道山、杉村春子、宇野千代……。中でも室生犀星は傑作。「外で撮らせてください」と頼んだら、夏の晴天なのに、レインコートを着込み、雨傘を脇に抱えてポーズをとったとか。何やってんだか。
敗戦直後の銀座や「蟻の街」も興味深いものがありました。
まだまだお元気でご活躍ください。
〈ナンクロメイト〉2015年1月号発売中。担当の新刊紹介欄で次の3冊を取り上げています――
- 福田和代『ユダの柩』(朝日新聞出版)
- 田中哲弥『鈴狐騒動変化城』(福音館書店)
- ウィンザー・マッケイ『リトル・ニモ 1905~1914』(小野耕世訳、小学館集英社プロダクション)
『リトル・ニモ』はB4版オールカラーの豪華本(税抜6000円)。ご存知の人には説明の必要ないでしょうが、この上なく素晴らしい内容。マンガの表現力は最初期にここまで達していたのだ! 家宝にします。
しかし、こんなに高価な本を取り上げていたら原稿料が目減りしてしまう……。
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