惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

老化

2016-02-17 20:35:20 | 日記

 昨日の名残りというか、いちにち何度も「霧の十字路」を口ずさんでいました。
 でも、なかなか正確に歌えないんですね。だいたいの音のイメージは頭にある。しかし、細かいところがあやふや。まして、声に出そうとすると、なんだかわからなくなってしまったり。

 昔はこうじゃなかったんです。たいがいの歌は一度聴いたら覚え、再現することができました。
 明らかに頭の働きが衰えています。悲しい。
 でも、何度も繰り返していたら、だいたい歌えるようになりました。歳をとっても、努力は報われる(こともある)んですね。

 ベランダで育てているスナップエンドウをヒヨドリに齧られてしまいました。まだ苗といっていいぐらいの生育途中の株の、蔓や葉っぱの先端部分。
 ちょっと油断して、ネットの隙間があるのをそのままにしてあったのです。直接、襲われるような場所ではなく、もし齧りに来るとすれば、いったんベランダの内側に降り立ち、チョンチョンと床を水平移動しないと届かないところ。
 実際、芽が出た年末から、今までは大丈夫だったのです。

 しかし、今日、お昼過ぎに見たら、無残なことに。
 ヒヨドリのやつ、大胆にもベランダに入り、暖簾をくぐるような要領でプランターに侵入して、エンドウを蹂躙したんです。
 慌てて、ネットをつぎ足しました。やられたのは1株だけで、あとは大丈夫。しっかり育って欲しいものです。


「霧の十字路」

2016-02-16 21:28:54 | 

 10日程前、NHKテレビの番組「ファミリーヒストリー」で森山良子さんのご家族が取り上げられていました(2月5日放送)。
 曾祖父は、日本の写真の草分け上野彦馬の手ほどきで写真家となり、その次男である良子さんの祖父は写真術を極めるために渡米、サンフランシスコで写真館を開いた。その次男・森山久さんが良子さんの父上になるわけですが、とりわけ、この久さんの生涯が胸を打ちました。

 ルイ・アームストロングに憧れてトランペットを学ぶものの、大恐慌に遭遇して職を得ることができず、日本に帰る。国内でジャズマンとして活躍、戦争のさなかでは東京ローズとも仕事をともにし、戦後、アメリカで開かれた彼女の裁判で証言を求められている。戦時中、久さんは日本に帰化していたが、東京ローズ(アイバ戸栗)は米国籍のままマイクに向かったので、国家反逆罪に問われたのだった。「知らない。記憶にない」と繰り返し証言した久さん。原爆投下直後の広島に入って、通訳として米国調査団のアシスタントもつとめた。しかし、そうしたことを、良子さんには何ひとつ、語らなかったらしい。

 今日はユーチューブで、その森山久さんが吹き込んだレコードを見つけ、何度か聴きました。
 「霧の十字路」。作詞:高橋掬太郎、作・編曲:服部良一、歌:森山久。1937(昭和12)年、日本コロムビアから発売されています。

 これは、服部良一さんが初めてブルース形式で書いた曲。大ヒットした「別れのブルース」に先行しています。
 服部さんは「セントルイスブルース」を聴いて、自分もブルースを書きたいと思ったそうで、海外から来た曲というイメージからか、「別れのブルース」同様、この曲にも港町のイメージが漂っています。
 あまりヒットはしなかったみたいですね。しかし、コロムビア社内では話題になり、それで次の「別れのブルース」の企画が生まれたとか。歌もいいですが、前奏、間奏も素晴らしい。できれば持ち歌にしたいぐらいです。


蚯蚓尿

2016-02-15 20:37:16 | ミミズ

 このところ、ミミズのおしっこがよく出ています。

 おしっこといっても、ミミズの場合、排泄されるのは糞だけで、液体の排出物は皮膚に滲んでいるヌメヌメ成分のようです。これはミミズの生存に絶対必要なもので、皮膚が濡れていないと呼吸ができず、死んでしまいます。
 ヌメリは皮膚に開いた腎管から分泌され、成分としては、アンモニア、アミノ酸窒素、尿酸、非タンパク態窒素、糖などが含まれているそうです。

 ミミズコンポストから出てくる「ミミズのおしっこ」には、このヌメリの他、生ゴミの水分、そうした水分が溶かしたミミズの糞の成分などが混ざっていると思われます。
 冬の間は低温のため、ミミズの活動が低下し、おしっこの少なくなるのが普通ですが、我が家では室内(私の仕事部屋)に置いてあるのでそうした傾向はほとんどないようです。それにしても、この数日はどんどんおしっこが出てきて、溜めてあるペットボトルの交換もひんぱんに行なう必要があります。多い日は100㏄ぐらい出てるんじゃないかしらん。

 濃い茶色の液体で、薄めると液肥として極めて有効。野菜の生育を促し、収量を増やすほか、病害虫に対しても強くなるといいます。今は寒くて作物も少ないので、あまり使いませんが、春から夏にかけてはたっぷり使えます。待ち遠しい。


春一番

2016-02-14 20:43:51 | 季節

 昨夜、床に就いた頃から風雨ともに激しくなり、ゴーゴーと唸る風の音、壁や窓を叩く雨の音で何度、目を覚ましたことやら。
 「これじゃ、あの漢詩そのままだな――夜来風雨聲 花落知多少」などと布団の中で考えて、それなりに優雅な気分になっていたのですが、そのうち、軒下に置いてあるイチゴの鉢が気になってきました。
 ホットキャップをかぶせてあるのです。ミニ温室とは別に、竹で枠をつくり、ビニールシートを張った手製のやつ。目的は、ミニ温室同様、イチゴの生育を早めること。
 スポッと鉢にかぶせてあるだけなので、この風で飛んでしまうのではないか。なくなるのは構わないとしても、飛んでいったどこかに迷惑をかけたりしては大変。
 ゆっくり眠っていられる気分ではなくなり、いつもより早く、布団から脱け出しました。

 あわてて見てみると、大丈夫、鉢にはまったままでした。
 ぴっちりのサイズに作り、鉢を覆い隠すようにしっかりはめてあったのがよかったみたい。ホッとしました。

 で、朝のうちに雨がやみ、昼頃から陽が射してくると気温はどんどん上昇。最高気温 24.0℃(隣町アメダス)となりました。
 今日は特別だとしても、本格的な春も、もうそんなに遠くないはず。植物たちも待ちかねていることと思います。


マカク

2016-02-13 20:41:30 | 動物

 南の風が吹いて、とても暖かくなりました。最高気温 20.7℃(隣町アメダス)。4月下旬~5月中旬ぐらいの暖かさだとか。
 明日はさらに気温が上がるんですって。

 今、読んでいる本に関連して、マカクのことを確認。

 詳しくは霊長目・真猿亜目・オナガザル科・マカク属のサルのこと。
 我々にとっては、ごく普通のサルです。ニホンザル、カニクイザル、アカゲザルといった中型のサルの仲間。

 アカゲザルはよく心理学の実験で使われていて、それでマカク属という呼び方を知ったのかもしれません。
 読んでいる小説では「マカーク」と表記されていますが、まあ、アカゲザルを想像すれば間違いないのではないかと思われます。痛快。ファンになってしまいました。