海辺抒情2
思うことのない日だ
わたしの傍らには白紙のような一日がある
「傍ら」とは、どういうことだろうか。
「思うことのない日」であるなら、「白紙のような一日」の真ん中にいてもいいような気がする。いや、真ん中にいるのではないか、と思う。
でも、嵯峨は「傍ら」という。
それはまるで「人格」のようだ。「友達」のようだ。「スタンド・バイ・ミー」という歌がある。ふと思い出した。そばにだれかがいてくれる安心感。無為の一日ととなりあわせにいて、嵯峨が「白紙の一日」になってゆく。
*
詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
『誤読』販売のページ
定価の下の「注文して製本する」のボタンを押すと購入の手続きが始まります。
私あてにメール(yachisyuso@gmail.com)でも受け付けています。(その場合は多少時間がかかります)