福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

「SM7」と「ティアナ」

2006年01月05日 |   〇政治・経済


(ルノー・サムソン 「SM7」)

2005年の暮れ、「オタク」は韓国を訪ねた。

その折に、街を走る黒塗りの「SM7」がけっこう目に付いた。「SM7」とは、
韓国のルノー・サムソン社が日産の「ティアナ」をベースに韓国で
生産、販売している大型セダン車だ。


(日産 「ティアナ」)

「SM7」と「ティアナ」が瓜二つなのは当然のことなのだが、
「オタク」の目には両車のデザインや車格に微妙な違いが感じられて
しかたがなかった。

暇にまかせて韓国のサイトでいろいろ調べて見ると、やはり「オタク」
の勘は当たっていた。バンパーの形状などが違うし、「SM7」の方が
随分長いのだ。


日産「ティアナ」(上)とルノー・サムソン「SM7」の同型車(下)

「SM7」では「ティアナ」の持つ斬新なスマート感が若干弱くなっている
反面、車格感や高級感がより増しているような印象を受けた。

どちらも魅力的な車である。


(終わり)


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安易過ぎる韓国語訳

2006年01月05日 | 【日常の韓国】

日本語に氾濫しているカタカナ外来語の問題ほどではないが、特に日本語
起源の外来語に関わって、韓国語にもこれと少し似た問題がある。

以前、「電車男を韓国語で・・・」なる記事でも触れたが、現代日本語の
漢字語表現を安易に直訳しただけの韓国語が、少なからず目に付く。

最近、目に留まった例で言えば、総合格闘技プライドの「男祭り」なる言葉。

この「男祭り」を韓国のスポーツ紙やファンたちは一般的に、漢字のみを
韓国語音でハングル表記し「남제」と訳している。

しかし、この韓国語訳はあまりに安易であるばかりではなく、普通の
韓国人にはさっぱり理解不能な韓国語表現なのだ。せめて「남제(男祭)」と
いう風に漢字を括弧書きでもしない限り、格闘技ファン以外の韓国人
(韓国語を学ぶ外国人も含めて)には理解が不可能なのだ。

先日、「オタク」がサンケイスポーツの関連記事を翻訳練習したのだが、
ある韓国人会員が、この「남제」という訳語に関して強い違和感を
訴えていた。格闘技ファンでもない人から見れば、こういうおかしな(?)
韓国語に違和感を通り越した不快感を感じたとしても不思議ではない。

「男祭り」を無理やり音読みして「ダンサイ」などと表現する日本語を
思い浮かべてみれば、「남제」という表現に違和感を抱く韓国人会員の思いが
少しは理解できるかもしれない。

いずれにしろ、ファンなどの間では既に定着している訳語である以上、
「オタク」が独自に韓国語らしい韓国語訳を求めて頭をしぼる必要もないの
だが、本来ならば、もう少し韓国語訳に工夫があってしかるべきだろう。

「オタク」も強くそう思う。

最後に、その翻訳練習を紹介しておく。

・・・・・・・・・・・・・

視聴率“格闘技対決”は「PRIDE」が「K-1」に初勝利!
시청률 "격투기 대결"  "PRIDE"가 "K-1"에 첫승!!
(サンケイスポーツ 1月3日)

「紅白」の対抗番組としてすっかり定着した民放の“格闘技戦争”では、
フジテレビの「PRIDE」が3年目にしてTBSの「Dynamite!!」に
初勝利を収めた。
홍백가합전의 대항프로그램으로 완전히 자리잡은 민영방송들 간의
"격투기 전쟁"에서, 후지텔레비전이 방송한 "PRIDE"가 3년만에
처음으로 TBS의 "Dynamite"에 승리을 거뒀다.

3部構成のフジテレビ系「PRIDE男祭り2005」は、注目の吉田秀彦-
小川直也戦などを放送した第2部(後8・0-11・0)が17・0%を稼ぎ、
TBS系「K-1プレミアム2005Dynamite!!」(後9・0-11・40)の
14・8%を上回った。
후지텔레비전 계열을 통해 3부 구성으로 방송된 "PRIDE 남제 2005"는
주목을 끈 요시다 히데히코 - 오가와 나오야 전 등이 방송된 제2부
(오후8시 - 11시)에서 17.0%를 기록하면서 TBS 계열의 "K-1 프래미엄
2005 Dynamite"(오후 9시 - 11시40분)가 기록한 14.8%를 웃돌았다.


- 以下省略 -



(終わり)


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キュシュ(九州)

2006年01月05日 |   〇日本を読む

1月1日の新正月の日、韓国の毎日経済新聞は九州の紹介記事を
掲載した。

その記事によると、韓国人観光客が最も好む日本の旅行先は
九州だという。具体的な資料による裏づけがないので、そのまま
鵜呑みには出来ないと思うが、九州に住む「オタク」としては
福岡市や九州各地の観光地に韓国人や台湾人の旅行者が
非常に多いことは常に実感しているところだ。

阿蘇や別府などの観光名所やホテルのフロア、お風呂などで、
僕ら家族(妻は韓国人だが・・・)以外は皆が韓国人や台湾人だった
という経験を何度したことだろう。ある観光地では、日韓辞典の
落としものを拾ったこともあれば、土産物屋の店員から韓国語で
挨拶され苦笑した記憶もある。

苦笑と言えば、福岡市のある地下鉄駅では、プサンから宣教
旅行(?)に来ていたキリスト教団体の学生たちから、カタコトの
日本語で「宣教」された経験もある。

以下、その記事から冒頭部分のみ韓-日対訳で紹介しておく。

・・・・・・・・・・・・・ 

■ 日 규슈, 자연미와 인공미의 아름다운 만남
日本の九州 自然美と人工美の美しい出会い
(毎日経済新聞 1月1日)

우리는 흔히 일본을 가리켜 '가깝고도 먼 나라'라고 부른다.
서로 가까운 듯 하면서도 왠지 속내를 보여주기에는 조금
망설여지는 그런 관계. 하지만 관광객들이 오 가는 숫자만을
놓고 본다면 서로에게 그리 먼 나라만은 아니라는 사실에
어느 정도 는 수긍을 할 것이다. 여행업계에서는 '한ㆍ일
노선은 황금노선'이라는 인식이 뿌리내린지 이미 오래다.
서로 적당한 거리를 두면서도 실리를 추구하는 교류는
활발히 전개되고 있는 것이다. 사업이나 친지방문이 아닌
단순히 여행만을 위해 일본을 찾는 여행자들이 가장 선호하는
곳은 규슈 지방이다. 비교적 거리가 가까운데다 온천이 많고,
날씨가 따뜻해 특히 겨울에 많이 찾는다.
我々はよく日本を指して「近くて遠い国」と呼ぶ。お互い近いように
振舞いながらも何となく本音を打ち明けるのが少しためらわれる
ような、そういう関係。しかし、両国を行き来する観光客の数だけを
見れば、まんざらそう遠い関係でもないという事実にある程度
納得が行く。旅行業界では、ずいぶん前から「日韓路線は黄金
路線」との認識が定着している。お互いに適当な距離を置き
ながらも、実利追求型の交流は活発に展開されているのだ。
ビジネスや知り合いを訪ねての訪問ではなく、純粋に旅行のため
だけに日本を訪れる韓国人旅行者が最も好む場所が「キュシュ
(九州)」だ。比較的に距離が近い上に温泉が多く、気候も
温暖であり、特に冬の旅行者が多い。

규슈의 관문이자 가장 대표적인 도시인 후쿠오카는 규슈
지방의 행정, 경제, 문화 의 중심지다. 본래 상업의 중심지인
'하카타'와 성곽 도시이자 무사의 도시인 '후쿠오카'로
나뉘어져 있었으나 1889년에 '후쿠오카'로 병합되어 오늘에
이르고 있다 .
九州の表玄関であり、また最も代表的な都市でもある福岡は
九州地方の行政、経済、文化の中心地だ。もともと、商人の町で
ある「ハカタ」と武士の住む城下町「フクオカ」に分かれていたが、
1889年に福岡に合併され今日に至っている。

텐진은 규슈 최대의 번화가이자 쇼핑가다. 약 400m에 이르는
텐진 지하상가에는 100여 개의 전문상가들이 늘어서 있어 늘
많은 사람들로 붐빈다. 텐진의 중심가인 와타나베 거리에는
이와타야, 하카타다이마루 등과 같은 유명한 백화점들이
자리잡고 있기도 하다.
天神は九州最大の繁華街でありショッピング街だ。約400mに至る
天神地下街には100を超える専門店が軒を並べ、いつも多くの客で
賑わっている。天神の中心地である渡辺通りには岩田屋、
博多大丸のような有名デパートが立ち並んでいる。

-以下省略-

(終わり)


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