中国を極秘(?)訪問している北朝鮮のキム・ジョンイル総書記の
動向が、韓国のマスコミでも高い関心を集めている。
ところで、以前から折に触れて書いていることだが、基本的に
漢字を使わない韓国語における中国の地名や人名はつくづく
やっかいなものだ。
例えば、キム・ジョンイル総書記が訪れたとされる「深セン経済
特区」。
1月14日、韓国のマスコミは一斉にキム・ジョンイル総書記の
深セン入りの情報を伝えたが、正直に言って、「オタク」は次の
ような報道がすぐには理解できなかった。
■김정일, 14일 선전 하이테크기업 방문
キム・ジョンイル 14日 「ソンジョン(?)」 ハイテク企業訪問
(連合通信 1月14日)
「선전(ソンジョン)」が「深セン」の中国音を尊重した地名である
ことを知らないと全く理解ができないのだ。これは韓国語を学ぶ
外国人でも韓国人でも条件は同じだ。
例によって、参考までにYahoo!Koreaの文書検索でのヒット数を
記録しておく。三つとも「深セン経済特区」を意味する韓国語
表記である。
・・ ・・
선전경제특구(ソンジョン経済特区) 64,700
심천경제특구(深圳経済特区) 1,230
센젠경제특구(センジェン経済特区) 259
・・ ・・
(終わり)
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