今日、韓国の新聞(電子版)に韓国社会の対日意識をめぐる面白い
調査結果と、簡単な分析記事が出ていた。
*世界に及ぼす中国の影響 グローブスキャン社
중국에 대한 부정적 평가 한국 최고
中国に対する否定的評価 韓国が最高
(毎日経済新聞 2月3日)
この見出し自体は、韓国からは毎日経済新聞社などが参加して
実施されたBBCの国際世論調査に現われた韓国社会の
対中国意識の現状についてのものだ。
*BBC国際世論調査の概略 グローブスキャン社
この記事の、後半部分で対米、対日意識に関する韓国国内での
調査に関する独自の報告と分析が簡単になされていた。
*世界に及ぼす米国の影響 グローブスキャン社
*世界に及ぼす日本の影響 グローブスキャン社
個人的な経験から言えば、韓国社会の対日意識の傾向が、
おおざっぱにではあるが、ある程度、正確に現われた調査結果なの
ではないかと思う。
ただ、残念ながら、以下に見られる通り、この記事の中では
毎日経済新聞などが韓国内で実施した調査の内容や客観的な
判断材料となる具体的な数字の提示がほとんどない。
実際の新聞紙面には具体的な表やグラフが掲載されていた
可能性もあるが・・・。
ブログ読者を混乱させたかもしれない、ここで紹介している
図表は、全てグローブスキャン社のホームページから「ヲタク」が
拾ってきたもので、あくまでBBCワールド向けに作成された資料だ。
一応、今日の段階では、韓日翻訳練習を兼ね、毎日経済新聞が
2月3日付けで配信したこの記事を紹介しておく。
なお、補足として同紙の他の関連記事から、一部のみ抜粋して
紹介しておく。
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■ 중국에 대한 부정적 평가 한국 최고
中国に対する否定的評価 韓国が最高
(毎日経済新聞 2月3日)
'2006 국제현안' 33개국 여론조사
「2006・国際社会の懸案」33カ国世論調査
한국인들의 중국에 대한 '부정적' 평가는 지난해 47%에서
올해 58%로 크게 높아졌다. 이는 33개 조사대상국 중 가장
높은 수치다.
韓国人の中国に対する「否定的」評価が昨年の47%から今年、
58%に急増し、調査対象国33カ国中、最高値を記録した。
중국에 대한 '긍정적' 평가 역시 49%에서 40%로 크게 낮아졌다.
中国に対する「肯定的」評価も49%から40%へと大きく減少した。
양국간 무역마찰 문제가 새롭게 부각됨과 동시에 2004년 있었던
동북공정문제가 첨예한 외교적 갈등으로 이어지면서 중국에
대한 부정적 여론이 빠르게 확산된 결과로 보인다.
両国間の貿易摩擦問題が新しく浮上するとともに、2004年に表面化
した「東北工程」問題(※)が深刻な外交摩擦を引き起こし、中国に
対する否定的な世論が急速に拡散した結果だと見ることができる。
※「高句麗」を古代中国の地方政権として位置づける中国側の
歴史解釈(東北工程)に対して、韓国世論が強く反発している問題。
근본적으로는 경기침체의 활로를 찾지 못해 답답해하는
한국인들이 고도성장을 구가하고 있는 중국을 협력의 대상으로
보다는 경쟁의 대상으로 여기고 경계심을 가지게 되었다고
해석할 수 있다. 한국인의 미국에 대한 '긍정적' 평가는 지난해에
비해 8%포인트 하락했다.
根本的には、景気停滞を脱する活路を見い出せず、いらだちと不満を
募らせている韓国人が、高度成長を謳歌している中国を協力相手では
なく競争相手と見なし警戒心を抱くようになったと解釈できる。
一方、韓国人のアメリカに対する肯定的な評価は、昨年に比べ
8%減少した。
눈여겨 볼 점은 일본에 대한 인식변화다. 이번 조사결과를 보면
한국 국민들의 일본에 대한 인식이 세대별ㆍ계층별ㆍ학력별로
두드러진 차이를 보이고 있다.
注目すべき点は、日本に対する認識の変化だ。今回の調査結果を
見ると、韓国人の日本に対する認識が世代別、階層別、学歴別に
顕著な違いを見せている。
고학력, 젊은 세대, 고소득층일수록 일본에 대해 우호적인
반응을 보였다.
高学歴、若者世代、高所得層になるほど日本に対し友好的な
反応を示している。
반면 나이든 세대일수록, 저학력자, 저소득층 사이에서
반일인식이 높게 나타나고 있다.
逆に、高齢の世代、低学歴、低所得になるほど反日感情が強く
現われている。
흥미로운 점은 일본에 대한 세대별, 계층별 인식의 차이가
미국에 대한 인식과는 정반대의 양상이 나타난다는 점이다.
さらに興味深いのは、日本に対する世代別、階層別認識の差が、
アメリカに対する認識と正反対の様相を示している点だ。
미국에 대해 비판적이던 젊은 세대 그리고 고학력자들이
일본에 대해서는 상대적으로 우호적인 태도를 보이고 있다.
アメリカに対して批判的な若者世代と高学歴層は、日本に
対して比較的、友好的な態度を示している。
이번 조사 결과는 향후 한국사회에서 미국 문제뿐 아니라 일본
문제를 둘러싼 사회적 분열과 정치적 갈등이 발생할 개연성을
예고해준다.
今回の調査結果は、今後の韓国社会で、対米関係のみならず対日
関係をめぐっても、社会的な分裂と政治的な葛藤が表面化する
可能性が出てきていることを物語っている。
■ "중국 너무 컸다" 일본 지지 늘어나
「中国、大きくなりすぎた」 日本支持増える
(毎日経済新聞 2月3日)
BBC월드서비스, EAI, 매일경제신문, 한국리서치에서
33개국 3만9435명을 대상으로 중국의 세계에 대한
영향을 조사한 결과 긍정적 평가(45%)가 부정적 평가
(27%)보다 높은 것으로 나타났다.
BBCワールドサービス、EAI、毎日経済新聞、韓国リサーチ
などが共同して33カ国3万9435名を対象に中国が世界に
与えている影響について調査した結果、肯定的な評価
(45%)が否定的な評価(27%)より多い事が分かった。
일본은 아시아 국가들에서는 세계평균보다 높은 62%
(중국은 50%)의 지지를 받았다. 전통적으로 반일감정이
높은 한국에서도 일본에 대한 평가(44% 긍정)가 중국에
대한 평가(40% 긍정)보다 긍정적이다.
日本はアジア諸国の中では世界平均より高い62%
(中国、50%)の支持を得た。伝統的に反日感情が高い
韓国においても日本に対する評価(44%が肯定的)が
中国に対する評価(40%が肯定的)を上回った。
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