△「哲学」、「易学」などの看板が並ぶ「占い通り」 画像:週刊朝鮮
■ 占占 커져가는 ‘운세산업’ 연 2조원 시장
成長する「占い産業」 年間2500億円市場
(週刊朝鮮 2月8日)
인터넷 운수사이트 150여개 호황/
일부 대학에 관련학과 개설, 무속타운 형성도 잇따라
インターネット占いサイト盛況、150余り/
一部大学に関連学科開設、相次ぐ「占い(霊能者)通り」の形成
(本文省略)
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プサンにあるこうした伝統的な「무속타운(占い通り)」については、
訪ねたことはないものの「ヲタク」もよく見知っている。韓国では、
全国的にこうした通りが至るところにあるし、新しいアパート団地の
造成が相次ぐ中、新しい「占い通り」も続々と登場しているのだろう。
今やウェブ空間にも関連サイトが林立している。
この世界で言う「철학관(哲学館)」とは当然、占い師の店である。
韓国の占い(霊能者)信仰が、日本で見られるものとは異質で、
全く次元の異なるものであるという印象を「ヲタク」が持っていることに
ついては、以前、「たかが占いというなかれ」という記事でも触れた。
しかし、現代社会にはびこる超科学の問題を批判的に分析する
学科ならまだしも、例え一部とは言え、大学に「占い学」(?)を
教える学科まで開設されているとは、さすがの「ヲタク」も
恐れ入った。
広く考えれば「民俗学」や「宗教学」の一分野として捉えることも
可能なのかもしれないが・・・
いずれにせよ「ヲタク」は、現代韓国社会にはびこる非理性的な
愛国主義とこの種の「占い(霊能者)」信仰に対して特に批判的だ。
しかし、そのどちらとも現代の韓国社会を理解する上では、
避けては通れない重要な要素だと思っている。
「ヲタク」の手には負えそうにない難しい問題だが、今後とも
批判的な観察だけは続けて行こうと思っている。
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直接の関連はないが、「ヲタク」はふと、最近、薬物依存問題を
テーマにしたある勉強会で耳にした話を思い出した。
薬物依存は、最終的には精神異常にたどり着くが、その前段階として
様々な人格障害を引き起こし、現実社会での生活に支障をきたす
ようになるという。
まず、現実が直視できなくなる。(直視しなくてよくなる)だから、
現実(ほんと)と虚構(うそ)の境がなくなる。(心地よい願望や妄想の
中に生きれる)そして、他者の気持ちや痛みが想像できなくなる。
(徹底的に自己中心的な世界に生きれる)
「占い(師)」や「誇らしい祖国」に対する心理的依存や心酔を
薬物依存と同列に扱うことはできないとは思うが、「ヲタク」には、
こうした非合理な情念の世界には一つの共通性があるように思えて
ならないのだ。
依存する対象が特定の「権威」なのか薬物なのか、という決定的な
差があるのは確かだが、そこには、「個」としての自分に対する自信、
つまり合理的な思考を支える上で大切になる確固とした「自我」の
欠落という共通性があるように思えてしかたがない。
逆に言えば、「個」としての自分に自信が持てず自分に誇りうる
ものが何もないと思い込んだ人間が、努力せずに手っ取り早く
依存できるもの。それが「権威」(占い、誇らしい祖国、宗教など)や
「薬物」なのではないか、という少々乱暴なことも考えて見る。
とても「ヲタク」の手に負える問題ではないことは承知しながらも、
ついつい飛躍に過ぎる「落書き」をしてしまった。
とにかく、「ヲタク」としては、様々な不安や困難に満ちた生活の
中でも、自分を信じて物事を科学的に判断し、問題を合理的に
解決していこうとする姿勢、つまり現実と格闘する姿勢だけは
失いたくはないものだ。
占い師や霊能者の言葉、あるいは「誇らしい祖国」に依存する
のではなく、まず、ありのままの自分に自信が持てるような
生き方をして行きたいものだ。
(終わり)
つらつらと韓国の新聞(電子版)を読んでいたら、是非、訳して
みたいなと思う記事に出会った。
今月、テジョン(大田)市のある大学を首席で卒業する、40代の
晩学の大学生のニュースが出ていたのである。
まず、同じ40代という点に興味を引かれたのだが、彼の専攻が
「日本学」だったというところに親近感を感じてしまった。
立場は違うが、「ヲタク」もますますがんばろうと思う。
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■ 40대 만학도 만점학점 수석졸업
40代 晩学の大学生 全科目「優」で首席卒業
(京郷新聞 2月5日)
늦깎이로 입학한 40대 만학도가 전과목 만점 학점(A●)으로
수석 졸업의 영예를 안아 화제가 되고 있다.
40代の晩学の大学生が全科目で「優」の成績を収め、首席卒業の
栄冠を手にし話題を呼んでいる。
배재대 일본학과 윤재군씨(41)가 오는 16일 2006학년도 전기
학위수여식에서 문학사를 취득하며 전교 수석으로 졸업한다.
ペジェ(培材)大学日本学科に通うユン・ジェグンさん(41)は、
今月16日の2006年度前期学位授与式で、文学士の学位を取得し
首席で卒業する。
윤씨는 아내와 아들 2명을 둔 평범한 가장이지만 공부 욕심은
남달랐다.
ユンさんは妻と二人の息子と暮らす平凡な父親だが、勉学への
熱意は並々ならぬものがあった。
경남 함양에서 태어나 자란 그는 1984년 고향에서 고등학교를
졸업한 후 가정형편이 어려워 대학진학을 포기해야만 했다.
慶尚南道ハムヤンで生まれ育った彼は、1984年地元の高校を
卒業する時、家庭の事情から大学進学を諦めざるをえなかった。
졸업후 잠시 직장생활을 하다 자영업을 시작했지만 곧이어
닥친 IMF 외환위기로 이마저 여의치않아 대전으로 올라와
학원 차량을 운행하는 일을 시작하게 됐다. 하지만 전화위복인
셈인지, 학원차량을 운전하면서 숨어있던 학업에 대한 욕구가
솟구쳤고 틈틈이 일본어 공부를 시작해 일본의 호세대학
방송통신대에 진학하기까지 했다.
卒業後、しばらく会社勤めをし、ほどなく自営業を始めたが、
すぐに通貨危機に見舞われ、傾いた事業をたたみテジョン(大田)へ
移り、語学学校のバスの運転手として働き始めた。しかし、災い転じて
福となすの言葉どおり、通学バスを運転するようになってから、
眠っていた学業に対する熱意が沸々とよみがえり、合間合間に
日本語の勉強を始め、日本の法政大学放送通信教育部に
進学するまでになった。
이런 그가 배재대에 다시 입학하게 된 것은 윤씨의 이같은
열정을 지켜본 학원장 이종환씨의 권유가 큰 역할을 했다.
そんな彼のペジェ大学への入学には、ユンさんの熱意を見守って
いた語学学校院長イ・ジョンファンさんの勧めが大きな役割を
はたした。
이원장은 특히 윤씨의 어려운 가정형편을 고려해 등록금도
지원해줬고 2002학년도 수시 모집에서 윤씨는 외국어우수자
(일본어능력검정시험 1급)로 진학하게 됐다.
厳しい家庭事情をおもんばかったイ院長から登録金の援助を
受けたユンさんは、2002年度の随時募集入試で外国語優秀者
(日本語能力検定試験1級)として入学することになった。
윤씨는 “늦게 시작한 공부인 만큼 가족과 도움을 주신 원장님을
생각해 한시도 마음을 흩트릴 수가 없었다”며 “3학년과 4학년때
일본 도쿄 경제대학 등을 방문해 일본 문화를 체험했던 일이
가장 기억에 남는다”고 말했다.
ユンさんは「人より遅く始めた勉強なので、家族や援助していた
だいた院長先生のことを思うと、一時も気を抜くことができなかった。
3年生と4年生の時、日本の東京経済大学などを訪問し、日本文化を
体験したことが一番記憶に残っている」と語った。
(終わり)
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