擬声語と擬態語。
それぞれ韓国語では、同じ漢字語を使い「의성어(擬声語)」
「의태어(擬態語)」と表現する。
日本語を母語とするものにとって、文法的な類似性はもちろん、
こうした漢字語の共通性が韓国語を学習し理解する上で、どれほど
大きな助けになることか。
しかし、実際の擬声語や擬態語となると話は全く別だ。日本語と
韓国語の間にみられる類似性や共通性は、皆無とは言えないまでも
非常に少ない。
いまだに「ヲタク」を悩ませている韓国語表現が、まさにこの擬声語や
擬態語だ。
今日、つらつらと韓国の新聞(電子版)を読んでいると、次のような
記事が目に留まった。
□휴대폰 메뚜기족 새모델 찾아 '폴짝'
携帯バッタ族 新モデル求め「ピョンピョン」
(毎日経済新聞 2月11日)
一応、バッタの跳ぶさまを表現する擬態語として使われているので
「ピョンピョン」と訳して見たが、韓国語では「폴짝(ポルチャッ)」と
なっている。
何度発音して見ても「ヲタク」の頭の中でバッタの跳ねる様子と
結びつかない。
また、この「폴짝(ポルチャッ)」、ドアや戸を「バタンバタン」閉める
際の擬声語でもある。
「ヲタク」のみならず韓国語を母語としない者の限界が露呈する
場面だ。
こうした擬声語や擬態語については、理解するのではなく、
ただただ習慣化させる(暗記する)しかないのだ・・・
では、韓国に大量発生しているという「携帯バッタ族」について、
記事の一部を抜粋して紹介しておこう。
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■휴대폰 메뚜기족 새모델 찾아 '폴짝'
携帯バッタ族 新モデル求め「ピョンピョン」
(毎日経済新聞 2月11日)
값싸게 최신 휴대폰을 사려고 번호 이동성을 이용해 통신사를
이리 저리 옮기는 이른바 '휴대폰 메뚜기족'이 한창이다. 번호
이동성은 현재 쓰고 있는 휴대폰 번호를 그대로 유지한 채
다른 이동통신사 서비스를 받는 제도를 말한다.
格安代金での携帯電話購入を目的に番号ポータビリティ制を利用し
携帯事業者をあちこちに変更する「携帯バッタ族」が大量発生して
いる。番号ポータビリティ制とは、現在使っている携帯電話の番号を
そのまま維持しながら他の事業者のサービスを受けられる制度。
지난해 1월 모든 이동통신사간에 번호 이동이 가능해지면서
본격적으로 등장한 휴대폰 메뚜기족은 지난해에만 569만명을
넘었다. 같은 기간 보상 판매를 이용한 사람은 483만명
정도에 그쳤다.
昨年1月、全ての移動通信事業者間で番号ポータビリティ制が
実施されたことにより本格的に登場した携帯バッタ族は、昨年だけで
569万人を超えた。同じ事業者の機種変更サービスで新モデルを
購入した利用者は約483万人にとどまった。
(終わり)
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