△昔のレコード
2009年の正月、実家に帰った「ヲタク」は、昔のレコードの
ありかを探してみた。
目当てのものは意外と簡単に見つかった。1階のとある扉付きの
棚の中にあった。
△韓国のLPの一部
80年代、「ヲタク」がプサンで購入した懐かしのLP盤の数々も
静かに眠っていた。
また、北九州市黒崎のレコードショップで買った懐かしの
洋楽たちもいっしょに眠っていた。
△ポピュラーミュージックのLPの一部
あの頃、一生懸命、小遣いを貯めて購入したレコードたちも、
今となっては全くその存在価値を失ってしまった。
郷愁とともに込み上げて来る何とも言えない複雑な感情。
この先、何を大切にしながら生きて行けばいいのか。
正月早々、少しまじめに自分の人生を考えてみた「ヲタク」で
あった。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
△帰国便の中で食べた夕食(韓国風のり巻きと中華マン)
2008年冬のプサン訪問から帰国する「ヲタク」親子3人は、
博多行きのニューカメリア号の2等室を利用した。
帰国便はプサン港を夜、出航し、福岡市での入国手続きは
翌朝になるので、船内で1泊する必要がある。
下の見取り図にもある通り、「ヲタク」親子3人は2等室の通路側の
一角に場所を取り、寝ることにした。
その日は、円高ウォン安の影響で日本人乗客が多く、「ヲタク」
親子が利用した2等室も乗客はみな日本人で、いつもより人口
密度が高かった。
午前1時過ぎだったと思う。
「ヲタク」の足元でごそごそする気配を感じ、「ヲタク」は目を覚ました。
朦朧とした意識の中、足元に目をやると、30代とおぼしき一人の
男が、「ヲタク」の足元にある「ヲタク」家族の荷物を勝手に
移動させていた。
そして、荷物を移動させた後にできた狭い空間に入り込み、壁に
向かって突っ立った。
次の瞬間、男はズボンのベルトかチャックに両手をやり、ごそごそ
やりはじめた。
意識がはっきりした「ヲタク」は、とっさに左足で男を強く蹴飛ばし、
「あんた、今、何しよった!」と男に向って少しばかり声を荒げて
言った。
「ヲタク」は男が小便でもやり始めるのではないかと思ったのだ。
今思えば、男を「オマエ」呼ばわりしなかったところなど、
「ヲタク」もずいぶん分別がついてきたと見える。人を蹴ったのは
悪かったが、「ヲタク」の記憶が正しければ、大人になって
初めての行為である。
いずれにしろ、思わぬ足蹴りに狼狽していた男が平静を取り戻し、
「着替えてました」などとトンチンカンな言い訳をしながら、部屋を
うろうろし始めた。
そして、「ヲタク」に平謝りに謝るかと思うと、一旦、部屋を出て行き、
戻って来るやいなや「ヲタク」親子の反対側の空間に倒れこみ
何事もなかったように寝込んだ。
寝とぼけていたのか酔っ払っていたのかは知らないが、意識が
冴えて来た「ヲタク」は、こんな気持ち悪いヤツといっしょでは
安心して寝れないと考え、乗務員に事情を説明し、空いた部屋が
あれば移らせてくれるよう頼んだ。
深夜にもかかわらず乗務員はとても親切に対応してくれ、当日、
使われていなかった別室を準備してくれた。
△移動後の広い部屋で寝る子ども二人(朝の様子)
こういう不愉快なハプニングは、今まで一度も経験したことは
なかった。
とは言え、思いっきり広い部屋の中、親子3人だけでぐっすり
眠れた「ヲタク」は、翌朝、気持ちよく目を覚ました。
△左下が「ヲタク」のソボロパン
「ヲタク」の朝食は、メロンパン好きの「ヲタク」のために家族が
プサンのパン屋さんで買ってくれていた「소보로빵(ソボロパン)」。
ちなみに韓国にはメロンパンはない。唯一、このソボロパンが
メロンパンに似ているパンだ。
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※2008年冬のプサン訪問に関わる記録は、これにて全て
終わります。
△「オイッ!そこの暴力中年!」
「オマエが働いた乱暴狼藉の一部始終、
しっかり読ませてもらったからな」
「それにしても、部屋から追放されるとはな・・・」
「え?なに?もう一度、ちゃんと読みなおせッ!だと?」
「悪いが、オレはそれほどヒマなワシミミズクではない」
(終わり)
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2008年の暮れから2009年の正月、「ヲタク」が最も多く聴いた
音楽はペク・チヨンの曲だ。
プサンのインターネットカフェで、自家用車のカーステレオで、
自宅のパソコンで、そして実家のパソコンで・・・。
△ペク・チヨン(スポーツソウル)
2008年暮れのプサン訪問をきっかけに彼女への思い入れを
深めた「ヲタク」は、今彼女が歌っている「銃で撃たれたように」
だけではなく、2年前のヒット曲「愛したりしない」にもハマって
しまった。
□ 사랑 안해 (愛したりしない)
「愛したりしない」の歌詞を女性言葉で翻訳練習してみた。
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사랑 안해
愛したりしない
그럴려고 그랬어 돌아가려고
너의 차가움에 그래 다 이유 있었던 거야
나를 만지는 너의 손길 없어진
이제야 깨닫게 되었어 네 맘 떠나간 것을
そうしようと思ったの 引き返そうと
あなたの冷たさには そうよ すべて理由があったのね
あなたの指先が私に触れようとしなくなった
今になってわかったの あなたの心が離れてしまったことを
설마하는 그런 미련 때문에
그래도 나는 나를 위로해
이제 이러는 내가 더 가여워
이제라도 널 지울꺼야 기억의 모두를
まさかそんなことが そう思う未練から
それでも 私は自分を慰めてた
でも 今は そんな自分が不憫に思えてきたの
今からでも あなたのことなんか忘れるわ 記憶のすべてを
이젠 다신 사랑안해
말하는 나 너와 같은 사람
다시 만날 수가 없어서
사랑할 수 없어서
もう二度と愛したりしない
そう言う私
あなたのような人に二度と出会えないから
愛したりできないから
바보처럼 사랑안해
말하는 널 사랑한다
나를 잊길 바래 나를 지워줘
バカみたいに愛したりしない
そう言うあなたを愛してる
私を忘れて 私の思い出を消して
바보처럼 몰랐어 너희 두사람
아직 기억하려던 그건 그래 다 욕심이야
다짐했건만 매일 아침 눈을 떠
지나간 너에게 기도해 나를 잊지 말라고
バカみたい あなたたち二人のこと 知らなかった
まだ忘れられないのは そう すべて欲張りな私のせい
あれほど誓ったのに 毎朝 目を覚まして
通り過ぎたあなたに祈るの 私を忘れないでと
제발 지금 내가 바라는 하나
내 얘기 너무 쉽게 하지마
차라리 나를 모른다고 말해줘
시간 지나 알게 될꺼야 내 사랑의 가치를
どうか私の願いを一つだけ聞いて
私のことを気安く人に話さないで
いっそ 私のことを知らないって言って
時間が経てばきっとわかるわ 私の愛の価値が
이젠 다신 사랑안해
말하는 나 너와 같은 사람
다시 만날 수가 없어서
사랑할 수 없어서
もう二度と愛したりしない
そう言う私
あなたのような人に二度と出会えないから
愛したりできないから
바보처럼 사랑안해
말하는 널 사랑한다
나를 잊길 바래 나를 지워줘
バカみたいに愛したりしない
そう言うあなたを愛してる
私を忘れて 私の思い出を消して
내가 없는 내가 아닌
그 자리에 사랑 채우지마
다시 만날 수가 있다면
사랑할 수 있다면
私がいない 私じゃない
その場所に愛を満たさないで
再びめぐりあえたら
もし愛し合えたら
아프잖아 사랑한다 지켜보며 사랑한다
그 말 한마디를 하지 못해서
つらくなるじゃない 愛してる
見守りながら 愛してる
その一言が言えなくて
(終わり)

△クリスチャンの不動産屋(?)
2008年冬のプサン訪問中、草梁の街なかで目にした不動産屋を
2軒写真に収めた。

韓国語でも不動産は「부동산(不動産)」。

今回は、2軒の不動産屋の入口に張られていた各種の物件
情報の中から、ワンルームに関連した情報の一部を紹介してみる。

蛇足ながら、張り紙の物件情報からは、前ノ・ムヒョン政権時代に
出された「坪」使用禁止令が、完全に有名無実化している実態も
読み取れる。
(終わり)



△コモド・ホテルの宿泊券
2008年冬のプサン訪問の前、「ヲタク」はある知人から釜山
コモド・ホテルの宿泊券をいただいた。
2008年10月に北九州市で開催されたハングル弁論大会で
知人が最優秀賞を受賞した際、副賞としてもらったものだ。
しかし、期限内に使えそうにないとのことで「ヲタク」にくれたのだ。
「ヲタク」家族は、プサン訪問中にこの宿泊券を何らかの形で
利用しようと考えていたのだが、結局、使えなかった。
宿泊券とは言え、決して万能ではなかった。プサン到着後、
ホテルに電話を入れ問い合わせたところ、開き部屋がないとの
理由で宿泊を断られたのだ。
現在、この宿泊券は妻の妹の手に渡っている。
義理の妹家族が何とか期限内にこの宿泊券を利用できるよう
祈るのみだ。
(終わり)

