△뉴욕 등 미 대도시에 "돌연변이 빈대 급증"
ニューヨークなど米大都市で突然変異「南京虫」急増
(uKopia 1月16日)
近年、アメリカの大都市では、南京虫が急増しているという。
そして今回、韓国のソウルでも、アメリカから流入したと見られる
南京虫が見つかったことがわかった。
およそ150万人にも達するアメリカ移民(韓国系アメリカ人)の
存在を通じ、韓国社会はアメリカ社会と非常に濃密な関係を
持っている。頻繁な人間の交流にともない南京虫がアメリカから
韓国へ太平洋を越え流入したとしても全く不思議な話ではない。
ところで、「ヲタク」は、韓国メディアの関連報道を通じ、今回
初めて南京虫の画像を目にしたことがきっかけとなり、長らく
不思議に思ってきた一つの小さな疑問が氷解した。
それは、「빈대떡/ピンデトク」(緑豆の粉を材料とするお好み焼き
風の食べ物)の名前の由来に関する疑問だった。
△빈대떡/ピンデトク
「빈대떡/ピンデトク」の「빈대/ピンデ」とは韓国語で南京虫の
ことだが、その南京虫と「빈대떡/ピンデトク」との関係が
よくわからないままだったのだ。
しかし、茶色くて背中がまん丸く平っぺったい南京虫の写真を見て、
おそらく南京虫の外見上の特徴が「ピンデトク」という食べ物の
名前の由来になったのではないかと、ピンと来たのだ。
これはあくまで推測だが、「ヲタク」の中では確信に近い結論だ。
それでは、韓国で見つかった南京虫関連の記事を翻訳練習して
おく。なお、紙面の都合で韓国語原文の引用は省いている。
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■서울에 '빈대' 재출현..미국이 고향?
ソウルで「南京虫」発見...アメリカから流入?
(連合ニュース 1月18日)
過去20年間以上、韓国から姿を消していた南京虫が、最近、
ソウルのある共同住宅で発見され、専門家による調査の
結果、アメリカから流入した可能性が高いことがわかった。
南京虫は褐色の胴体を持つ害虫で、大きさは6.5~9mm。屋内に
生息し、針のような口を人や動物の皮膚に突き刺し血を吸う。また、
鼻を突くような悪臭を放つという特徴を持っている。しかし、住環境が
清潔になった近年では、全く目にすることがなくなった害虫だ。
延世大学医学部寄生虫学研究室のヨン・テスン教授らは、
2007年12月、セブランス病院で診察した30代女性が家で
捕まえてきた虫を調査した結果、韓国では20年以上報告例の
なかった南京虫であることが確認されたと18日、発表した。
今回の調査結果は大韓寄生虫学会の学会誌(2008年
12月号)に掲載された。
ヨン教授らによれば、同女性を診察した当時、虫にかまれた
傷痕が手や足などに鮮明に残っていた。同女性は虫のせいで
数週間も熟睡を妨げられるなど、大きな苦痛を訴えていたとのこと。
ヨン教授らは、診察後、同女性の住む住宅を調査し、女性の
部屋や同じ建物の別の部屋からも南京虫の成虫や幼虫の
死体を大量に発見した。繁殖力が旺盛な南京虫が、すでに
建物全体に広がっていた状態だった。
問題は今回発見されたこの南京虫が韓国で自生したもの
なのか、あるいは外国から流入したものなのかという点だ。
この点について、ヨン教授らは、これらの南京虫はアメリカから
流入した可能性が高いとの結論を下した。
南京虫にかまれた女性は、診察当時、長年暮らしたアメリカの
ニュージャージーから、9ヶ月前に韓国に入国し問題の建物に
入居し暮していた状況だった。また、南京虫が発見された他の
部屋も主に短期滞在の外国人や、韓国系アメリカ人らの利用の
多い部屋であった点などから、ヨン教授らは南京虫がアメリカから
流入した可能性が高いと見ているのだ。
ヨン教授らによれば、南京虫が発見された建物は、その後、消毒
されたが、同女性は自分を苦しめていた虫の正体が南京虫だと
わかるとすぐに引っ越しし、他の住人も皆、その建物から出て
行ったとのこと。
ヨン教授は、「今回発見された南京虫は、20年以上、韓国で
報告例のない韓国産の南京虫ではなく、アメリカ産の南京虫が
防疫体制をかいくぐり韓国に流入したものだと考えられる。
感染病に対する防疫も重要だが、南京虫のような害虫に対する
防疫の重要性についても考える必要がある」と語った。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)