劇作家のつかこうへい氏(韓国名:キム・ボンウン)が亡くなった。
「ヲタク」は特に彼のファンではないし、遠い昔、買って読んだ
記憶のある「娘に語る祖国」についても、その内容は全く覚えて
いない。
しかし、彼の訃報を伝えるメディア報道の中で初めて知った、彼の
ペンネームの由来は、非常に印象的だった。
「つかこうへい」とは、「いつか公平な世の中になるように」との
思いのこもったペンネームだったのだという。
彼の生き方や思想の根底に触れた思いがして、胸にじんとくる
ものがあった。
△「・・・・・」
故人のご冥福を祈る意味で、連合ニュースの関連記事の一部を、
翻訳練習させてもらった。
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■재일동포 천재 작가 김봉웅씨 별세
在日韓国人天才作家、つかこうへい氏他界
(連合ニュース 7月13日)
재일한국인 2세로서 소수자에 대한 차별이 없는 세상에 대한
기원을 작품에 훌륭하게 담았다는 평가를 받는 극작가.연극
연출가 겸 소설가 김봉웅(일본 필명 쓰카 고헤이.62)씨가 10일
오전 10시55분께 지바(千葉)현 가모가와(鴨川)시 병원에서
폐암으로 세상을 떠났다고 일본 언론이 12일 보도했다. 향년
62세.
在日韓国人2世として差別のない世の中を願いながら、社会的
少数者の姿を作品に描き続けてきた日本の劇作家兼演出家の
キム・ボンウン氏(日本のペンネーム「つかこうへい」)が、10日
午前10時55分、千葉県鴨川市の病院で肺がんにより亡くなった
と、日本のメディアが12日報じた。享年62歳。
-中略-
후쿠오카(福岡)에서 태어난 김씨는 게이오대 프랑스철학과에
다닐 때부터 언더그라운드 연극 활동을 시작했고, 1974년
대표작인 '아타미(熱海)살인사건'으로 일본 내 희곡상을 당시
최연소인 25세로 받으며 세상에 이름을 알렸다.
福岡県出身のキム氏は、慶応大学フランス語科に在学中、
アングラ演劇の世界で活動を始め、1974年には代表作となる
「熱海殺人事件」で、日本国内の戯曲賞を当時最年少の25歳で
受賞し、劇作家として世に出た。
-中略-
일본어로 '언젠가(いつか) 공평(公平.こうへい)해지길'이라는
뜻을 담아 일본 필명인 '쓰카 고헤이'를 지었다는 일화가 있다.
日本語で「いつか公平な世の中になるように」という意味を込め、
「つかこうへい」というペンネームをつけたというエピソードがある。
-中略-
김씨는 지난 1월 "죽은 뒤 얼마 지나면 일본과 한국 사이에
있는 대한해협 부근에 내 유골을 뿌려주길 바란다"는 유언을
미리 남겼다.
キム氏は、今年1月、(病床で)「死後、しばらくしたら、日本と
韓国の間にある対馬海峡あたりに散骨してもらいたい」との
遺言を残していた。
-中略-
한편 재일동포에 공격적인 우익 성향의 산케이신문 인터넷판
조차 이날 "쓰카 고헤이가 너무 빠른 62세에 세상을 떠났다"고
안타까움을 감추지 못하는 등 일본 언론이 김씨의 별세
소식을 일제히 주요 기사로 다뤘다.
一方、在日韓国・朝鮮人に攻撃的な右派系の産経新聞ですら、
同日、「つかこうへい氏が享年62歳であまりにも早くこの世を
去った」とキム氏の早すぎる死を惜しむなど、日本のメディアは
一斉に彼の訃報を大きく伝えた。
△「ヲタクさんッ!髪を茶髪に染めて
英語の歌を歌うのは、やめてくださいッ!
よこにいる女も目ざわりですッ」
「え?これも、ヲタクさんじゃないんですか?」
△「ばかめ・・・。この2人も知らないのか」
「この二人はジョン・万次郎と小野妹子なんだヨッ!」
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)