風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

結婚式

2006年10月15日 | モンゴル風景


田舎の結婚式に知人とそのモンゴル人の友人に誘われました。
友人の隣りのゲルの息子さんの結婚式です。ご両親の居ない新郎は、ご近所の友人夫妻をはじめとして近隣のおばちゃんたちが、4日間かかって新しいゲルを作る準備に大童だったそうです。
花婿のゲルに、UBに住む花嫁が迎えられました。
ツァガンサルに見た、ご馳走がテーブルに所狭しと並べられ、花嫁の到着を待っていました。
ゲルの扉の前に、絨毯が引かれ、車から降りたった二人は、儀式にのっとって迎えられます。

着席の後に一番に行われるのは、かまどに新婦がお祈りをし、バターをささげます。
そして、最初のスーテイチャを作ります。
一番のお茶は、花婿に、そして次々と参列者に配られます。

                     結婚式つづき1へ


コメント

結婚式つづき2

2006年10月15日 | モンゴル風景




新郎新婦とその家族が、アルヒ、馬乳酒、ホルホグ、温かい具沢山のスープを次から次へと運びもてなしてくれます。
馬乳酒とアルヒは何度も何度も注がれて往生しました。
最近は、都会に近いところでは飲み干す事を強要されなくなったようで、下戸の私も安心してこのような席に出席することができます。

アルヒは、手のひらに隠れるほどの小さいウイスキーグラスですが、馬乳酒は、顔ほどの大きさもあるどんぶりに並々と注がれて差し出されると、アルヒと違いほとんどアルコール度が無くても、おっと体が引けます。
ほんの少しだけ口をつけて返杯すると、だんだん回を重ねて、親しみを感じるようになると、「もっと」と勧められます。もう一口。。。そして返杯。
またその上に酒を注ぎ足して、次の人へと杯がめぐりめぐります。



暖かいスープで体が温まり、酒もほどほどに回り、初対面の人との挨拶が終わると、どこからとも無く歌が始まり、全員で合唱です。
ここで、友人が人数を数えたら、58人居たそうです!
いすの無い人は、立ったままです。外国人ということで、年が若くても上席に座らせていただいて、申し訳なく思いました。

     お二人の末長い幸せを心よりお祈り申し上げます
出席させていただいて、ほんとにありがとうございました。


コメント

結婚式つづき1

2006年10月15日 | モンゴル風景


花婿のお兄さんが天井に赤い紐を結びつけます。
入り口から入ってきた福をゲルの中に導くようです。



次の儀式は、白い布に包んだ乳製品と干し肉を右側の柱に、二人で括り付けました。
入り口の入った右側は、奥さんの居場所でかまどの焚口もあります。
食べ物がいつも豊富にありますように、と言う願いがこもっています。



最後に、贈り物をそれぞれが二人に手渡します。
キスと抱擁と贈り物とで二人の気持ちは最高潮のはずです。
新郎の真っ赤な顔と対照的に、新婦はさらに顔が白くなっていって。。。緊張しているのでしょうか。


コメント