惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

孤独

2021-05-08 21:03:07 | 国際・政治

 朝から晴れて最高気温 25.6℃(隣町アメダス)。この先数日はこんなお天気のようで、植え付けにはもってこいです。

 ということで、ベランダのコンテナにクインシーメロンの苗を植えました。

 数年前に市販の実を食べた際に種を採り、植え継いで3年目かな。良い苗が育つようになりました。
 とりあえず2株植えたのですが、1株に1個実れば十分と割り切っています。

 「孤独な人とは誰か」という問いが政府内で取りざたされているらしい。

 今年2月、内閣官房に「孤独・孤立対策担当室」が設置され、孤独や孤立による個人や社会の問題に取り組むことになっています。世界では英国に次いで2番目だとか。担当大臣は坂本哲志1億総活躍担当相が兼務。

 毎日新聞の本日付朝刊によれば、年度内に全国調査を実施して、国内の孤独・孤立の実態を把握する予定だそうですが、その際、問題になるのが上記の問い。
 つまり、「孤独」をどう捉えるかは人によってさまざまで、孤立無援の状態で途方に暮れる人もいれば、「おひとりさま」状態を楽しむ人もいる。問題となる「孤独」をどう定義するかが難しいというのです。

 坂本担当相は「寂寥感を伴う主観的な感情」を「孤独」と位置づけており、また公衆衛生学などでは各人への調査をもとにした客観的指標もあるそうです。

 むずかしい問題ですが、哲学や文学の分野では「孤独」は必ずしもネガティブな感情ではなく、向き合うべき必要なものだと捉えることも多いですね。つらいけれども、そこから生きることの意味を見出すことが可能だ、と。
 一方、社会的、政治的な問題として対処しなければならない悲劇の源泉でもあるわけで、議論のしがいがあるテーマだと感じました。コロナ禍の今日ではなおさら、といっていいかもしれません。


「答弁を控える」

2020-12-09 21:05:55 | 国際・政治

 思い出すたびに笑いがこみあげてきます。今日の朝日新聞夕刊、しりあがり寿さんのマンガ「地球防衛家のヒトビト」です。
 スマホなどのAIが話しかけに応えてくれる機能のネタなんですが、本当にこんなソフトがあれば結構受けるかも。いや、腹が立つだけか。

 政治家は失点を免れるためのさまざまなテクニックを編みだしてきましたが、「答弁を控える」は問題ありすぎ。そもそもの議論が成り立たなくなってしまいます。

 今朝の市民農園。隣接する植木畑を写してみました。

 遅い秋ですが、眺めていると心がなごみます。


決着

2019-12-13 21:02:24 | 国際・政治

 英国のEU離脱に道筋がつく投票結果となりました。
 世界が注目した英国の総選挙は、ジョンソン首相が率いる保守党が圧勝する見込み。

 対抗する労働党がEU残留をはっきり打ち出せなかったのが、この結果を招いたのでしょうね。労働党が勝ってもまたゴタゴタが続くだけ、という見通しにウンザリしたのではないか、と私は感じました。
 来年1月末までのEU離脱によって、どうなるのか。まだまだ気になる状況は続きます。

 今日は、朝、市民農園でミニ白菜を収穫。このうちの一部を使って、NHKテレビの「ガッテン!」でやっていた白菜のお好み焼きを作ってもらいました。
 昼食に食べたのですが、白菜の葉っぱだけで出来ているお好み焼きは、シンプルながら上品な旨味と甘みがあり、白菜の柔らかい食感もあって、絶妙の食べ物になっていました。
 これは時々、食べたくなりそう。

 問題は、白菜がアブラムシにやられてほとんど育たなかったこと。作物管理の不行き届きが悔やまれます。


ハメネイ師が安倍首相に言ったこと

2019-06-15 21:28:41 | 国際・政治

 ホルムズ海峡で緊張が高まっていますが、その直前、イランのハメネイ師が安倍首相との会談後に出した声明の要旨が、昨日の毎日新聞朝刊に載っていました(小山由宇記者による記事)。

 ハメネイ師の口調は厳しい。
 安倍首相はトランプ大統領が直接交渉を望んでいると伝えたようですが、それに対するコメントは――

 あなたは「トランプ氏は『米国との交渉がイランの発展につながる』と述べた」と言ったが、交渉などなくても、制裁下であっても、我々は発展する。

 そして、安倍首相には自分の米国観を語ったようで――

 あなた(安倍首相)が米国が自分たちの考えと信念をいつも他国に押しつけようとしてきた事実を認めたことは良かった。米国人が自分たちの見方を他人に押しつけるのに際限がないことを知ったことも良かった。

 米国がひどい国だということは分かっているだろう、という口ぶりです。

 これに対し安倍首相がどういう反応を見せたかは不明ですがウォールストリートジャーナル紙は「中東和平の調停役としてのデビューは厳しい結果に終わった」と論評しています。


反論

2018-12-14 21:20:01 | 国際・政治

 昨日の日記に書いたマイケル・コーエン氏の発言に、トランプ大統領がツイッターで反論しています。
 3つ連続したツイートをまとめると、次のようになります――

I never directed Michael Cohen to break the law. He was a lawyer and he is supposed to know the law. It is called “advice of counsel,” and a lawyer has great liability if a mistake is made. That is why they get paid. Despite that many campaign finance lawyers have strongly stated that I did nothing wrong with respect to campaign finance laws, if they even apply, because this was not campaign finance. Cohen was guilty on many charges unrelated to me, but he plead to two campaign charges which were not criminal and of which he probably was not guilty even on a civil basis. Those charges were just agreed to by him in order to embarrass the president and get a much reduced prison sentence, which he did-including the fact that his family was temporarily let off the hook. As a lawyer, Michael has great liability to me!

 時間がなくて、きちんと訳すことができないのですが、要するに、「私はコーエンに法を犯すようなことを指示したことはない。そもそも弁護士は法的過ちを犯さないようアドバイスすることで報酬を得ているではないか。……今回の容疑を彼が認めたのは、大統領(トランプ氏)を困らせ、刑期を大幅に短縮するためだ」といったことを主張しているようです。

 なんか、自身に関する具体的なことには触れないで、一般論でかわそうとしているような……。