こう書いて「キランソウ」と読ませるのには無理がありますね。漢字は薬効からきているのでしょうか。咳、発熱、下痢に効き、切り傷や腫れ物にも良いとのこと。
それにしても「キランソウ」とはどういう意味なんでしょう? シソ科の多年草。
「地獄の釜の蓋」という異名もあります。
見てのとおり、地面に張りつくように広がっている様子から来ているのかもしれません。写真のは直径15センチぐらいの「釜の蓋」でした。
花をアップにするとこんなふう。
上唇が小さく、下唇が大きいのが特徴です。というか、上唇はほとんど見えなくて、オシベがそのまま突き出ています。オシベの先端が2個ずつ鉛直に並んでいるのがおもしろい。
葉っぱや萼片にゴワゴワした感じの毛がたくさん生えているのも凄いですねえ。
これも出遭うとうれしくなる春の花のひとつ。