夕方、野川の岸辺を散歩しました。
護岸上の遊歩道からは、ところどころで川岸に下りられるようになっています。
今日は親水公園右岸の斜路を下ったのですが、そのいちばん下を塞ぐようにアオダイショウの死骸が横たわっていました。長さ1メートルあまり。岸を走ってきた自転車にでも轢かれたのでしょうか。
そのままではあまりにも無残だし、後々、通りかかった人が困惑するので片付けることに。
岸の片隅に木の棒で穴を掘っていたら、赤ちゃんを抱いたお母さんが、斜路の途中で立ちすくんでいます。散歩の途中、川に下りようと思ったのでしょう。
「死んでますけど、気味悪いですよね」と声を掛けると、「ええ」と困ったような笑顔。「すぐ片付けますから」と言ったのですが、そのまま遊歩道の方へ迂回してゆきました。ま、無理もありません。
死骸を埋め、土をかけて成仏を祈りました。せっかく大きくなっていたのに、気の毒なことです。
この時期、野川の水辺近くにはあちこちでキクイモが咲いています。
キク科ヒマワリ属の多年草。地中に大きな塊茎をつくるので、こう名づけられたそうです。
最近、この花の香りを楽しむようになりました。ちょっと変わった匂い。タバコの香りに似ているのです。見つけた時には、試してみてください。