山椒の木で育っていたカラスアゲハ(とおぼしき蝶)の幼虫を、小鳥から守るべく室内に保護したのは9月末日でした。
それからせっせと餌の山椒の葉を与えるうちに、脱皮をし、先月下旬にはサナギになって、瓶に挿した枝からぶら下がっていました。
羽化するのは、年内だろうか。それとも、春になってから? と楽しみにしていたのですが……。
今日、我が家にやって来た息子がサナギの様子を見て、「死んでいる。穴があいているので寄生蜂にやられたみたい」と言いました。
見てみると、そのとおりで背中の上のあたりに穴が開き、サナギは黒く変色しています。
9月末に取り込んだ時には、すでに体内に卵を産みつけられていたんですね。で、いつの間にか、体の中を食い荒らされていた。
哀れなものです。生きものの生存競争は厳しいですね。
蝶のサナギから生まれた蜂は、我が家で冬を越し、来春、外に出てゆくのでしょうか。気になります。