ミミズ堆肥を作る(というか、ミミズを飼う)際、「ミミズのおしっこ」なるものが取れます。成分は、ミミズの尿や体液、野菜の水分、糞のエキスなどが混ざったものと考えられます。濃いコーヒー色の液体で、希釈すれば良い液肥として使えます。
今朝は、ペットボトルに溜めたミミズのおしっこを市民農園に持ってゆき、その場で薄めて、ナスやトマト、ピーマン、大根などに追肥として施しました。
畑に着いた時は、他に誰もいなくて、少しすると、割と離れた区画の人がやってきて作業を始めました。遠いので挨拶をすることもなく、私も追肥とか、インゲンやシシトウの収穫とか、トマトの病葉除去とか、あれこれ作業をして、帰ろうと自転車のもとへ。
すると、くだんの男性も帰り支度をしているところで、そこで初めて挨拶。
その時、彼が、「あの黒いものは何ですか?」と尋ねるのです。
「黒いもの」とは、ペットボトルに入った「ミミズのおしっこ」。如雨露に注いだりしているところを、見たものと思われます。
「ミミズのおしっこです」と答えて、説明を加えましたが、離れた場所からでも、こちらのしていることをよく見ているんですね。ちょっとびっくりしました。
よその畑は気になるもので、私もじっくり観察したりするので、人のことは言えません。
ここにも世間はあるのだなあと、思ったことでした。