ここ数日、ちょっと涼しすぎるぐらいのお天気でしたが、今日の午後にはまた蒸し暑さが戻ってきました。でも、市民プールに行くにはもう少しかな。
写真のアゲハチョウは、数日前にカニ山(原っぱと雑木林のある小さな自然公園)で見かけたもの。羽根を広げ、手のひらからはみ出すほどの大きさがありそうです。
「デカいチョウだなあ。クロアゲハかな」と思って撮ったのですが、帰って息子(もと生物部)に見せると「違う」。調べてもらったら、どうやらナガサキアゲハのメスのようです。前羽の付け根の赤い三角紋と、後ろ羽に突起がないのが特徴。
図鑑によると分布域は九州、南西諸島が中心で、四国や山口県あたりにも生息するとあります。
東京では見られないはずのチョウなんだ!
しかし、ネットの情報では近年、温暖化にともなってどんどん北上しているらしく、栃木県南部でも発見されているとか。珍しいとはいえ、東京多摩地域でも生息し始めているんですね。原っぱの草にとまって、水でも吸っていたのでしょうか。
以前に森下さんがスカンポについて書かれていた際、作品にも登場したことがあったのではないかという気がしたのが気になっていたので、上京時に大量に実家に送った書籍類のダンボールから『コスモス・ホテル』を取り出して読んでみました。
すると、「シナモン・ドロップス」に
ニッケイだけでなく、ほかの植物もお菓子のようにしてよく食べた。砂糖キビの茎をかじった。スカンポやイタドリは塩をつけて食った。フワフワした草の穂を食べた。レンゲの花粉をなめた。ツバキの蜜を吸った。
思えばあの頃の田舎の子供は、鳥や虫のようであった。
との一節がありました。
どうもこれが記憶にひっかかっていたのではないかと思います。
ブログに関係ない内容で失礼しました。『コスモス・ホテル』は持ち帰ろうと思います。
子どもの頃の習慣というのは恐ろしいもので、最近になって散歩の際、道端にあるものを口に入れるようになりました。殺虫剤などが心配ですが、ちょっとした楽しみではあります。
夏休みを終えられて、もう東京でしょうか。北海道ほどではないと思いますが、涼しいですよね。