今日も雨。この雨は台風18号が過ぎ去るまで続くのでしょうね。
仕事で手に取った小説の冒頭。さらりと描かれた情景が実はとんでもない天体現象なのですが、これはいかなる伏線なのか?
それとも、単に作者が思い違いをしているだけなのか? 悩みます。
悩みを引きずったまま、このことについては何の言及もない本文を読み進める。かなり、つらい。
今日のステレオグラムはヘクソカズラ。アカネ科の多年性つる草。
なんとも気の毒な名前であります。花や葉を揉むと異臭がすることからつけられたというのですが、実際、揉んでみても、私には嫌な匂いには感じられません。普通の草の青臭い匂いとは、やや異なるのも事実ですが……。
花は可愛い。色合いも、形も、好みです。別名の「サオトメカズラ」の方が似つかわしい。
今日、雨に打たれていたのは、今年、ほぼ最後の花でしょう。周囲には青い実がたくさんついていました。
この実が晩秋に乾いて枯れた色になり、北風に吹かれているのも風情があります。
花のさらなる別名が「やいとばな」…花を取って立てれば、お灸のモグサを盛った形というわけなんでしょう。
この実は、私がクリスマスリースを作るときの必須アイテムです。
「ヤイトバナ」の由来……そういうことだったのですか。なんでかなあ、と思っていました。