惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

ケーブルとワイヤ

2015-12-04 21:16:17 | ことば

 昨日、自転車の「ブレーキケーブル」と書きましたが、自転車の場合「ワイヤ」を使うようですね。ブレーキワイヤ。
 しかし、ケーブルとワイヤの使い分けはどうなっているのか? 考え出すと、それこそ夜も眠れなくなりそう。

 手持ちの辞書だと、「ケーブル」は――

  1. [電]絶縁した多くの電線を束ね、ゴム・プラスチックなどで外装したもの。(以下略)
  2. [工]鋼鉄の針金をより合わせてつくった強くて太い綱。(以下略)

 一方、「ワイヤ」は――

  1. 針金。
  2. 「ワイヤーロープ」の略。
  3. 電線。
  4. 楽器の金属弦。

 となっています。

 「ワイヤ」の第2項「ワイヤーロープ」とは「鋼線をより合わせてつくった綱」ということなので、「ケーブル」の(2)とほとんど同じです。
 自転車のワイヤはこの類ですよね。だったら、「ブレーキケーブル」でもおかしくないはずなのですが……。

 要は業界の慣習なのじゃないでしょうか。
 あと、「コード」とか「ストリング」とか「線」とか「弦」とか、似たような言葉があって使い分けが面倒。

 その「ブレーキワイヤ」を買うために、夕方の散歩はホームセンターまで。ついでにベランダの枠の錆止め塗料も買ってきました。往復で10500歩。

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