朝日新聞の朝刊に宇宙飛行士・野口聡一さんへのインタビューが載っていました。
「人間にとって宇宙とはどのような世界か」をテーマとした内容で、全体が興味深かったのですが、特に結論部分が心に強く残りました。
「(宇宙は)夢やロマンの対象であると同時に、宇宙に行くとは『引き算の世界』であることも知ってほしい」と野口さんは言います。
どういうことか。
「宇宙に飛び立つと、何かが欠けていきます」と野口さん――
- 地球の家族や友人との物理的な距離は離れるし、ロケットの燃料も減る。重力もない。食べ物も制限される。船外活動で夜になれば視覚もなくなる。つまり、宇宙は永遠に続く「引き算の世界」であり、最後に残ったものとどう折り合うかが問題になります。
3回の宇宙飛行と4回の船外活動を体験した野口さんならではの実感だと思います。宇宙に出てゆくことは何かをつかみに行くことだと普通は思いますが、あれこれを失って、それでも残るものとは?
考えさせられます。
野口さんはその後、「私たち人類に必要なものは全部地球にある」と言います。それでも宇宙に出てゆく理由は何なのでしょう?
夕方の散歩は東へ。
柴崎のハケ下の道から南の国領方面を。
上弦の月かかかり、その右上に木星が見えました。土星も近くにあるはずですが、この時間(午後5時)にはよくわかりませんでした。
きれいに晴れているので、天体ショーが鮮やかに見えます。
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